2004年 12月 03日 (金)        

■  〈経済〉起業の夢を具体に NPOマネジメント講座で発表会

 NPO起業・マネジメント講座(盛岡地方振興局主催、いわてNPOセンター企画・運営)の第3・4期生修了発表会が11月27日、盛岡市内丸の県公会堂で開かれた。週末・平日コースで学んだ28人が出席。起業コース、就職コースに分かれ各プランなどを発表した。

 今回の起業コースでは環境、福祉分野での起業を目指すケースが目立った。環境関係では高橋利己さん(一関市)が、既に起業に向けて具体的な活動を展開している。廃食油をバイオディーゼル燃料に再生させる事業を立ち上げる。

 高橋さんは同燃料でバスを走らせることを考えている。「環境首都いわてを実現するため地域を資源循環型の社会にしたい」と話していた。

 小野寺正志さん(滝沢村)は、高齢者福祉の分野でのNPOを考えている。仕事の関係などで親との同居が少なくなった、日常生活に不自由を感じている高齢者世帯と、遠隔地で暮らす子供世帯の橋渡し的な支援が目標。

 仕事は代行業務が中心で、依頼主の家屋・財産の維持管理から行政・金融機関への手続き代行、生活用品の代行購買、病院での薬の受け取り代行、小旅行の企画など。小野寺さんは「町内会行事へも代わりに参加してその結果を教えることも。いずれ一番大事なのはプライバシーの問題もあり信頼関係を築くこと。親と子の間のコミュニケーションの懸け橋役をしたい」と発表した。

 細井供子さん(滝沢村)は看護師で高齢者や地域住民の保健活動の充実と地域の活性化を図るような事業を目指している。「地域の公共施設や公園、祭りなどを大いに有効活用して高齢者や軽い痴ほうの方の健康に貢献したい。その際、レクリエーションが手段として有効」と言う。

 身体能力の維持や増進のための軽体操や手工芸、散歩などにゲーム的なレクリエーションを取り入れると言う。「レクリエーション活動は前頭葉を刺激してぼけ予防にもなります。軽食などの準備と試食なども行い、高齢者などの自主性、自立心の支援をしたい」と話した。

 いわてNPOセンターの高井昭平理事長は「同講座受講生からNPO団体を立ち上げるケースも増えている。しかし、まだ計画段階や今後どのような方向に進むか、検討中の人も少なくない。そのような人のためにも今後、ゼミナール形式で対応することも考えたい」と話していた。


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