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盛岡市繋の盛岡手づくり村に、冷麺(めん)工房が立地することになり3日、予定地で地鎮祭が開かれた。工房の新設は1986年5月の開村以来初めて。工房では麺打ちの体験もでき、盛岡冷麺を全国に発信する新拠点となる。このところ低迷が続く、入村者のアップにもつながるのではと期待されている。
新工房はぴょんぴょん舎手づくり村冷麺工房。盛岡市内に焼肉店4店舗を構える中原商店(邉龍雄社長)の新工場で、来年4月27日のオープンを目指す。地鎮祭には関係者約30人が出席し工事の無事を祈った。
同村の入居者や商工会議所、県、市などで組織する手づくり村拡充検討委員会が昨年1月、村内の空きスペースに進出する企業を公募。応募企業2社の中から選ばれた。
新工房は地上2階、鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造)。床面積1388平方メートル。土地は市が貸与する。中原商店は既存工場での麺類、スープ、キムチの生産の約7割をここに集約し、全国から訪れる観光客へのPRと販売力の増強を図る。
入り口には冷麺体験コーナーを設置。客は実際に麺を作ったり、味わったりできる。映像で冷麺の成り立ちなどを紹介するほか、実際の製造ラインやキムチの仕込みなども見学できる。
「ここ数年、盛岡冷麺がよく知られるようになり、問い合わせも増えた。そのうち6、7割は県外のお客様。冷麺の歴史を学習したいという修学旅行生なども多い」と邉社長。
「手づくり村は盛岡の観光の入り口。地域に根差して営業展開ができるのは企業にとって喜びでもあり、強みでもある。さらに、おいしいものを作り、全国に紹介したい」と意欲を燃やしていた。
盛岡の重要な観光スポットにもかかわらず、同村への入村者は91年の110万人をピークに減少傾向。前年度の入村者は55万人にとどまっている。
同市の喜多正敏産業部長は「盛岡を代表する企業に入っていただき、大いに期待している。来年の手づくり村開村20周年にふさわしい明るい話題。繋温泉や小岩井農場など周辺の観光施設にも好影響があるはず」と話していた。
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