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雫石町の岩手山ろくにある岩手高原スノーパーク(スポーティング・マネジメント社=鈴木一正・鈴木総本社社長=運営、西方博支配人)の安全祈願祭は7日、開かれた。17日のオープンを前に旧岩手高原スキー場の休業から7シーズンぶりとなる待望の再開に向け、利用者の安全と千客万来を願った。同日は町内で初めて本格的な雪となり、ライト・アップされたゲレンデが雪化粧する幸先の良いスタートとなった。シーズンで12万7千人、売り上げ2億7千万円を目安に、継続的な営業のため経営安定化を図る。
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【写真】雪化粧したゲレンデをバックに安全祈願祭、テープカットが行われた岩手高原スノーパーク
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同日は二十軒伸夫鈴木総本社常務、権藤義弘ジェネラスコーポレーション常務・経営企画室長、議会中の町長、議長代理で上野寛二町助役と小田要町議、十二林克巳西山牧野組合長、岩手高原ペンション村、盛岡森林管理署、町観光協会ら来賓、関係者50人が出席した。
神事後に代表者がテープカットした。神事の1時間前から降り始めた雪がゲレンデに積もり、営業を知らせるライトが白銀の世界を演出していた。
鈴木総本社は8月にジェネラスコーポレーションと経営譲渡について基本合意した。9月30日に正式な契約を結んだ。運営は鈴木総本社の100%出資子会社スポーティングマネジメント(本社・東京)が行い、西方支配人が現地実務に当たる。
営業引き受けに伴う各種許認可や契約については、東北運輸局のリフト(索道)免許は今月1日に許可され、国有林の使用許可と西山牧野所有地の借り換えなどは先月中に終了したという。
経営譲渡に伴いジェネ社側が実施したセンター・プラザの改修も順調に進み、今月1日に施設が鈴木総本社へ引き渡された。残る山腹の山頂駅舎はオープン直前の15日までに改修が完了し、引き渡される見通しという。
スポ社は岩手高原を含め全国5カ所でスキー場運営を展開しており、岩手高原が最大級となる。リフト稼働などの技術担当者も応援に来ており、社員7人と15職種の従業員80人体制で営業する。
旧岩手高原時代と同じく10コース、ペア・リフト6基、ゴンドラ・リフト1基。コース本数、ゲレンデ名の変更はないが、モーグルやスノーボードなどの新コースやキッズゲレンデの新設などで集客力を高める。
営業活動は11月から本格化した。休業前に利用実績のあった小中学校など団体客へダイレクトメールを送ったところ、90団体のうち未定を含め十数団体から利用の回答を得た。「センタープラザ内にある団体専用のロッジなどをPRし、来年は春から営業を仕掛けたい」と西方支配人は話している。
旧岩手高原スキー場はピーク時に30万人、6億円の業績があった。スノーパークは昨今のスキー・レジャーの低迷などから「半値8掛け」の計算で12万7千人、2億7千万円の数値を見込んだ。
二十軒常務は「ビジネスとして成立させるために集客だけでなく、キャッシュベースで赤字にしない必要がある。スキー場の継続が地元やジェネ社にとっての当社の最低限の責任。今季は初期投資にかかったが来季以降は楽になる。われわれの事業拡大ではなくペンションなど宿泊関係や物販が進出し、エリア全体が活性化することが地元のためになる」と意欲を語った。
上野助役は祈願祭で「オープンは利用者、町民にとって喜ばしい。安全とともに雪がたっぷり降ってくれることを願う。町内3スキー場がそろえば相乗効果があり、多くの方に町内へおいでいただけると思う。待望のスキー場が全国のファンに愛されるよう祈る」と祝辞を述べた。
プチホテル「フレグランス」オーナーの大滝薫さん(53)は「6年間冬眠していたので大変うれしい。ペンション村として休業は大きな痛手で早期の再開を望んでいた。6年間のブランク、スキー客の減少がある中、再開を機に盛り上げるようスノーパークと連携したい」と話していた。
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