2004年 12月 09日 (木)        

■  米作地帯は減反緩和 05年度の市町村配分決まる

 2005年度水田農業構造改革対策にかかる市町村・農協担当部課長等合同会議(県、農協中央会主催)が7日、盛岡市盛岡駅前北通のホテルメトロポリタン盛岡ニューウイングで開かれ、各市町村に水稲の生産目標数量が配分された。県に配分された30万180トンを、飯米数量、生産目標比例数量、重点化配分数量に区分して配分。県南や県央の米作地帯の市町村は目標数量を加算し減反を緩和、県北や沿岸の市町村は逆に目標数量が減り減反が強化、銘柄米産地の作付面積を増やし売れる米作りを推進する方針。

 今泉敏朗県農林水産部長は「11月22日に今年度を1760トン上回る数量が配分された。本県の売れる米作りが評価されたものだが、増えたといっても厳しい状況は変わらない。適地適作で県全体で食味の向上をはかり、需要に応じた売れる米作りを推進したい。市町村配分は透明性、客観性、一貫性を配慮し配分した」とあいさつした。

 市町村配分は県米生産・流通対策検討委員会の提言を受け、飯米数量、生産目標数量、重点化配分数量に区分して配分。内訳は飯米数量が3万1354トン、生産目標比例数量は26万9904トン、重点化配分数量は8922トン。

 盛岡地域で目標数量が増加したのは8市町村、盛岡市、紫波町、矢巾町は2年連続で増加した。内訳は盛岡市が約47トン(今年度の増加分と合わせて約52トン)紫波町が約105トン(同267トン)、矢巾町が約66トン(同164トン)。据え置きの雫石町は約24トン、玉山村が約17トン、滝沢村が約10トン。

 重点化配分の要素は▽一等米比率(過去7年間の一等米比率のうち最低と最高を除く5年間の平均値)▽単収の安定度(10アール当たりの収量の同)▽大区画水田面積(配分する前々年産までの50アール区画以上の大区画面積)▽特別栽培米面積(配分前年の特別栽培農産物認証面積)▽配分前年の3ヘクタール以上の農家水稲作付面積。

 配分割合は3・2%で一等米比率、単収の安定度、大区画水田面積が各1%、特別栽培米面積と3ヘクタール以上の農家水稲作付面積が各0・1%となっている。

 今後は適品種比率(品種別の作付面積比率と品種別適地配置計画による品種別比率の格差の数値)も加え、08年度までに県配分数量の5%まで割合を段階的に拡大する方針。

 今回示された重点化配分の要素について、出席した市町村担当課長の一人は「一等米比率、単収の安定度、特別栽培米などは農家の努力でできることだが、大区画水田は県内ではこの数年で始まったばかりで限定される。これから整備する地域はどうするのか」と疑問を話していた。


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