2004年 12月 11日 (土)        

■  農協青年部が児童生徒の下校を見守り 盛岡市の都南地区で

下校の児童生徒を見守る農協の青年部員ら
【写真】下校の児童生徒を見守る農協の青年部員ら

 岩手中央農協都南地域青年部(佐々木信之委員長)は10日から、通学路に立ち児童生徒の見守り活動を開始した。都南地域では今月に入って登校、下校途中の中学生を狙った連れ去り未遂事件が連続して発生、これに危機感を持った青年部員たちが立ち上がり登下校の子供たちを守るため通学路に立つことを決めた。

 佐々木委員長は「いたずら目的か知らないが冗談でない、ふざけるなという思いでいっぱいです」と怒りをぶつけていた。

 都南地域の青年部員は45人、子供が心配で男だけには任せていられないとフレッシュミセス会員も加わった。通学路に立つのは黒川、乙部、見前、津志田、飯岡の5地区で、時間は午前7時20分からと午後5時からの朝夕1時間ずつ、地区ごとに2人以上立って見守る。

 10日は盛岡市黒川の消防屯所前に20人近く集まった。男だけに任せていられないとフレッシュミセス会員。盛岡市立乙部中学校の長瀬清校長も参加した。

 長瀬校長は「事件前はクラブ活動で午後5時以降に下校する生徒もいたが、今はクラブを打ち切って午後4時半ころに全員下校するようにしている。下校時には職員が通学路を巡回している」と話していた。

 出発式で佐々木委員長は「われわれの力で地域を守り、今後こういうことがないようにしたい」と呼びかけ、紫波署の及川一清生活安全課長が「春から子供に対するいたずらが続き、12月は連続3件発生。自主的な活動をしていただき警察としても心強い。皆さんの姿を見て犯罪も発生しなくなるでしょう」と激励した。

 犯罪防止へ拳をあげて出発、下校する中学生たちに気を付けて帰るよう声をかけ、中学たちも安心した様子で「ごくろうさまです」とあいさつしていた。


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