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| 【写真】車両内に装備された東北電力の配電業務ナビゲーションシステム |
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東北電力盛岡営業所(渡辺泰宏所長)は、屋外での配電業務支援の配電業務ナビゲーターシステムを装備した作業車両を52台そろえ、停電復旧作業の短縮化へ対応している。
同システムは東北電力(本社仙台市・幕田圭一社長)が国内の電力会社では最初に開発、実用化した。カーナビゲーションシステムと移動体通信技術を活用し、作業目的地までの移動や作業に必要な情報の伝達をより速く円滑に行うことで、災害や事故などによる停電の復旧作業の短縮化を図る。
システムは3つの機能からなる。電柱ごとに付定されている電柱番号を選択することで作業車両を目的地に誘導する車両誘導システム、作業車両へ顧客対応に必要な情報を提供する巡回支援システム、作業車両の位置などをリアルタイムで確認し、停電事故の発生情報を作業車両へ配信する車両管理システム。
同営業所配電技術サービス課の照井良雄課長は「5月から順次システム導入を図った。営業所側では作業に出動した車両の対応状況などをリアルタイムに把握し、最適な指令を行うことができる。これまで営業所と作業車両との情報伝達は主に作業者との無線連絡だったがシステムの導入で作業効率が向上した」と言う。
自然災害などに伴う大規模な停電の発生でも効果を発揮している。照井課長は「8月の台風被害で秋田に応援隊を送り出した。これまでは地理に詳しい現地の誘導要員がいなければ復旧作業はできず人も手間もかかった。しかし当システムの活用で道路地図や配電系統図、電線路名、電柱番号などが表示され、応援隊だけで迅速に対応できた」と実際の効果を確認した。
新潟県中越地震では同営業所からも応援隊が出動し復旧作業などを支援した。同営業所では10月23日から11月4日まで、41人を現地に派遣し復旧作業に務めた。
渡辺所長は「まさかこれほどの地震が起こるとは思ってもいなかった。避難勧告地域では無理だが、当システムの活用で余剰人員が発生し、その人員を効果的に活用できた。復旧時間の短縮化と人的効率化に効果があった。今後も迅速に活用したい」と話していた。
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