|
県立大(西沢潤一学長)で15日、第3回キャリアアップセミナーがあり、今年7月にオープンしたジョブカフェいわての中村謙一センター長が講話した。約150人の学生を前に中村センター長は「働くことは自立すること。社会に出ることは楽しいことだと知ってほしい」と述べ、「ジョブカフェにも一度来てみてほしい」と呼びかけた。
中村センター長は「『働くって何』とよく聞かれるけれど、それが分からなくても働くことができる」と述べ、「働くって何かが本当に分かるためには、働くしかない」と話した。
そして、「『なぜ、働かないといけないの』という質問も多いが、働くことは人生の目的ではなく、あくまで手段。無業者・ニートと呼ばれる若者は、今は親の助けを借りて生きていけるが、将来を考えれば、一生自立することはできない」と述べた。
そして、「将来、こうなりたいというビジョンを持てといっても、それがない人も多い。将来、こうなりたいではなく、こうはなりたくないということを考えてみてほしい。『こうはなりたくない』という姿を描けば、おのずと自分のなりたい理想像が見えてくるはずだ」と、逆転の発想で自己分析することを呼び掛けた。
就職活動の進め方についてもふれ、「就職説明会では有名な企業ばかりに学生が集中し『壁の華』と呼ばれる学生が非常に目立つ。壁によりかかっている時間があれば、人が並んでいないような企業に面接の練習のつもりで参加するとか、会社を面接するつもりで行動しなければならない」と、行動することを求めた。
総合政策学部の武石朋子さん(21)は「ジョブカフェもイメージしていたよりも、ずっと入りやすそうだと思った。就職活動はこれからだけど、焦らずに頑張っていきたい」と話した。
キャリアアップセミナーは、4月と7月に1、2年次を中心に実施しており、4月は西沢学長が職業観を説いたという。同大では、ジョブカフェ利用者が多いことを受け、次年度からはジョブカフェからカウンセラー派遣をしてもらうなどの連携を強め、さらなる就職率の向上を目指す。
|