2005年 1月 5日 (水)        

■  盛岡市が新水道事業計画 パブリックコメントを募集

 盛岡市は新水道事業基本計画案をまとめ、5日からパブリックコメントの募集を開始する。計画は2005年度から2014年度までの10年間。市の水道事業が今後進むべき方向と目標、それを実現するための方策を示す。実施計画は前期と後期の5年間ずつ策定し、計画期間内に取り組む主要事業を明らかにする。目標の2015年の給水人口は28万4850人と想定。給水普及率99・7%、配水能力13万700立方メートルの確保を目指す。

 新基本計画では現在の計画を踏襲し▽安定給水の確保▽給水サービスの向上▽経営の効率化−の3つを柱に、水質の保全、施設整備の推進などそれに連なる8項目を掲げた。

 市は04年度に簗川ダムからの取水事業を見直し、1日当たりの利水量4300立方メートルに縮小した。このため、水道施設計画と水運用計画を全体的に見直し、長期的・効率的な「水道施設整備構想」を策定。その構想に基づき現在の各種計画の見直しを実施するとしている。

 供給能力の増強については盛南開発など大規模開発による市域南部の水需要増大に対応するため沢田浄水場の増設工事を実施。それに対応する配水幹線の整備を進める。自然災害、人的災害時にも安定給水を行うため、各浄水場水系間の相互応援を図る連絡管の整備なども行う。

 老朽化が進む浄水場などの各施設・設備については計画的に更新。エネルギー消費の少ない施設やシステムの整備とともに、水の有する位置エネルギーや熱エネルギーの利用など環境負荷の低減についても検討を進めるとした。

 水質管理体制の強化では、水源から末端給水栓までの一貫した水質管理体制の確立を目指し、水質監視システムの計画策定と同システムの導入を図る。

 経年管更新事業では水道創設当時からの高級鋳鉄管が多く残り、投資効果が高いと考えられる大通・菜園地区、南大通・八幡・志家地区、下ノ橋地区、内丸・本町地区を重点地域とし布設替えを実施する。

 鉛製給水管については03年7月に策定した実施計画や新たに創設した事業によって早期解消を図るとした。

 パブリックコメントの受け付けは1月24日まで。同市愛宕町の水道部庁舎へ直接持参するか、市のホームページの応募フォーム、郵送(愛宕町6の8水道部総務課)、ファクス(623−1410)で応募する。

 基本計画案は水道部庁舎をはじめ、市役所本館、各支所、公民館、図書館などに備え付けている。寄せられた意見は2月上旬に市のホームページ上で公表する。計画は意見を踏まえた上で3月に成案化する。

 問い合わせは水道部総務課(電話623−1411、内線6226、6227へ)。


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