2005年 1月 5日 (水)        

■  岩手大学生が銀行強盗 30万円奪って逃げる

 4日午前9時28分ころ、盛岡市上田4丁目21の岩手銀行高松支店に顔を隠した若い男が訪れ、窓口で女性行員にモデルガンのようなものを突き出して「金を出せ」と脅した。男は支店長が用意した30万円を奪って逃げたが、支店建物の裏側に回ったところで後を追いかけた男性行員に取り押さえられ、駆け付けた警察官に引き渡された。盛岡東署によると、男は同市高松1丁目23の8の岩手大学人文社会科学部4年の藤田佳克容疑者(22)。強盗容疑で緊急逮捕された。

 同署によると、藤田容疑者は、サングラスにマスクと毛糸の帽子で顔を隠し、自転車で同支店に乗り付けて店内に入った。当時、店内には女性3人を含む行員6人と男性客1人がいた。藤田容疑者は窓口の女性行員にモデルガンを出して「金を出せ」と脅迫し、同行支店長から現金30万円を奪って逃走した。

 同支店は国道4号バイパスに面しており、藤田容疑者は銀行の裏手に回り逃走を図ったが、追ってきた行員に取り押さえられた。防犯ブザーで通報を受けた盛岡東署から付近を巡回中のパトカーに連絡が行き、事件発生から数分のうちに警察官が現場に駆け付けたという。

 警察官が駐車場敷地内で行員に取り抑えられていた藤田容疑者の身柄を確保し、同9時33分強盗容疑で現行犯逮捕した。行員や客にけがなどはなく、行員が沈着に対応したという。

窓口業務は通常通りに
 強盗事件が発生した盛岡市上田地内の岩手銀行高松支店(市原義昭支店長)は同日午後まで捜査員らによる現場検証が行われた。同日が仕事始めだったが、事件直後に中断された以外は通常通りに窓口業務が行われATMも作動した。

 支店周辺には事件後、立ち入りを規制するロープが張られ、鑑識や警察官が立った。預金などをしようとする利用客は驚いた表情で、ものものしい雰囲気に何が起きたのかと状況をうかがう大学生の姿も見られた。

 本店の加藤伸弘総合企画部長代理が報道の対応に当たり「詳しいことは警察情報でお願いしたい」と行員への個別取材を遠慮するよう要請。「お客にも行員にも負傷者はなかった。年末年始の警戒に注意喚起をしていたが、事件発生を受け各店へ再度防犯意識を高めるようにしたい」と話した。同支店は市原支店長ら行員5人、パート1人の体制になっていた。


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