2005年 1月 6日 (木)        

■  寒気突いて初競りの声 盛岡市中央卸売市場

初荷の札が立った水産物の初競り
【写真】初荷の札が立った水産物の初競り

 盛岡市羽場の盛岡市中央卸売市場で5日午前5時半から、本棟の中庭に関係者が出席して恒例の初市式が行われた。寒の入りした同日、盛岡の朝の最低気温は氷点下5・8度まで下がり、市場内には寒気を突いて威勢のよい初競りの声が響き渡った。

 初市式は水産物部、青果部合同で開催。卸売、中卸売業者、買参人、関連業者など約200人が参列。矢巾町の川村光朗町長、県選出の国会議員、県議、市議らも出席した。市場開設者の谷藤裕明盛岡市長が「食品流通をとりまく情勢は消費の低迷と流通の変革、食に対する安全など消費者ニーズの多様化において大きく変ぼうしています。卸売市場につきましても昨年の卸売市場法の改定に伴い、消費者の期待に応えるために安全、効率的な流通システムへの的確な対応のために市場関係者が一丸となって考え、共に実行していかなければならない」などと年頭のあいさつ。

 市場運営協力会の会長でもある盛岡水産の佐賀政司社長は「昨年は台風、長雨と地震と非常に自然災害の多い年でありました。市場といたしましても安定供給のために青果、水産ともども集荷、販売に協力しております。厳しい業界の中で頑張っていかなければならない」などと新年の決意を述べた。出席者全員による三本締めで商売繁盛を願った。

 水産物部の初競りは午前6時すぎから開始。タラやナメタ、スルメイカ、サケなど三陸、北海道産が入荷した。

 盛岡水産の佐賀社長は「初荷の入荷量は平年並みで本格的になるのは来週からになるでしょう」と話していた。

 青果部は午前7時から開始。景気づけにイチゴやトマト、パイナップル、レタスなどを満載した5隻の宝船が初登場した。本番前に1万円から1万5千円(一隻)で引き取られた。つきたてのもちも配られた。

 宝船を落札した小売り業者は「年に一度のめでたい日だから仕入れた」と話していた。店先に1週間ほど展示してから販売するという。

 丸モ盛岡中央青果の泉山良三取締役部長は「昨年の台風の影響で年末に需要があるミカンやリンゴは若干高かったが野菜は安かった。大根、キャベツに九州、四国産のキュウリも順調に入荷している」と話していた。


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