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| 【写真】市民文化ホールで開かれている「橋本八百二と交遊の作家たち」 |
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盛岡市文化振興事業団は10日まで、同市所蔵作品展「橋本八百二と交遊の作家たち〜旧盛岡橋本美術館コレクションから」を同市盛岡駅西通の市民文化ホール展示ホールで開いている。閉館した同館の財団から市が寄贈され受けた美術作品の中から、45点の作品を展示、紹介。同館に展示されていた作品ばかりで、館運営時の一端を垣間見ることができる。入場無料。午前10時から午後5時。
同館は紫波町生まれの画家橋本八百二(1903〜79)が75年に開館した。橋本の死後も運営されていたが2001年に閉館。その後、財団より所蔵品の中から約600点の美術品(建物や民具などは除く)が市に寄贈された。
同館は橋本の作品、交遊のあった作家の作品、開館に向けて収集したバルビゾン派の作品所蔵、展示の3本柱(ほかに曲がり屋を活用した民芸なども)。今展では橋本自身と橋本と交遊のあった作家の作品を作風などを考慮して選出し展示している。
入場者を最初に迎えるのは松村外次郎制作のブロンズレリーフ「八百二像」。織機の箴(おさ)を額縁にしたこの作品は橋本の死後の80年に制作され、同館玄関口に掲げられていた。松村はレリーフに寄せて「この美術館は橋本さんが生(ま)れた地域に捧(ささ)花束と理解したい…」としたためている。松村は東京美術学校入学から同期で同館にも来ている。文学的、時局的テーマを多様な角度から扱った作品が多い。
橋本の作品は今回、9点を展示。東京美術学校生時代の「葱(ねぎ)を配せる静物」(26年)から絶筆「八甲田の新緑」(79年)まで9点の油絵を紹介している。絶筆と感じさせないようなもえぎ色の明るい画面はほかの作品と異なる色彩を放つ。「鉱内作業」は145×112センチと最大の作品で臨場感のあるダイナミックな作品。
高間惣七は家で飼っていた鳥をモチーフにした作品が多い。橋本も鳥を飼う高間を訪ねていたという。66年と67年の油絵「南国の鳥と花」2点は、色彩を追求した高間の作風がよく表れた作品。
日本のフォーヴィスムの巨匠里見勝蔵は東京美術学校の先輩に当たる。県職員だった奈知安太郎を里見に紹介し、画家として立つきっかけをつくったのは橋本だった。里見の作品は油絵の「裸婦」と「グラナダ郊外」を紹介。自由奔放な筆線と色の三原色を生々しく落とした色遣いが表れている。
このほか、千葉勝、堀田清治、向井潤吉、翁朝盛、吉井淳二、島村三七雄、深沢紅子、倉員(くらかず)辰雄、澤田哲郎、夫人の橋本花ら27人の交遊作家の絵画や彫刻を展示している。
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