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衆院岩手2区は自民党現職で元環境相の鈴木俊一氏(51)に、民主党新人で元都市再生機構課長の畑浩治氏(41)が挑む構図が出来上がった。民主党は県内4小選挙区のうち1、3、4区の議席を占めており、2区の畑氏擁立で参院を含む全選挙区制覇を狙う。自民党にとって2区は本県唯一の牙城。これ以上の後退は許されない。鈴木氏は昨夏の父善幸氏死去のあと改めて地盤を固め、畑氏は昨夏の参院選での民主勝利をばねに知名度の向上を図る。解散にはまだ間があるとみられるが、次期総選挙は2大政党が2区を主戦場に激突する情勢となった。
鈴木氏は96年総選挙から工藤堅太郎氏を3度破り、本県が「小沢王国」と言われる中で2区のみ自民党が優勢を保ってきた。03年総選挙では工藤氏の比例復活も阻止して鈴木氏が圧勝。工藤氏は国政復帰を求め、昨夏の参院比例区に転出して2区支部長を退いた。
その後、民主党は1区現職の達増拓也氏が2区支部長を兼務し工藤氏に代わる新人擁立を進めてきた。主浜了氏が当選した昨夏の参院選の比例得票を衆院2区に置き換えると、自民約5万5千票に対して民主約8万2千票と逆転し空白区制覇に向けて勢いづいた。
民主党が3日に擁立を決めた畑氏は国土交通省出身。民主党は4区の小沢氏を除いて衆参全議席に官僚出身者が立候補することになる。畑氏は「昨今の状況を見て官僚の枠を超えて広いところで働いてみようという気持ちになった。官僚の道から離れ、政治の世界で岩手のために働きたい。活動の本拠はまだ整備していないがふるさと久慈に戻り2区で活動したい」と政界に転じる決意を語った。
民主党は参院選で滝沢村在住の主浜氏を当選させ、比例当選した工藤氏は二戸市に事務所を置き、宮古市には県連幹事長の伊藤勢至県議を配置。久慈市出身の畑氏擁立で四方から2区を固め、衆・参・県議の総力を挙げて鈴木氏に挑む戦略。
鈴木氏は畑氏の擁立に対して「工藤さんとは常に選挙をしてきたので互いの党の支持者の色分けはついていた。新人が出てきたのでこれまで通りの色分けから互いの支持者に変化があるかどうか、注意しなければならない」と警戒感をにじませる。
「参院選の敗北についてはそれぞれ総括をしながら、地域の人たちの意見も聞きながら対応していきたい」と話し、県連会長として陣営を引き締めている。自民党は3区支部長を公募することを決めており、県北に攻勢を強める民主党に対して県南で巻き返しを図ろうとしている。
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