2005年 1月 9日 (日)        

■  〈経済〉自立へスピードアップを 岩手経済同友会が新年会

 岩手経済同友会(永野勝美代表幹事)の新年祝賀交歓会が7日、盛岡市愛宕下の盛岡グランドホテルで開かれた。増田寛也県知事、谷藤裕明盛岡市長、斎藤育夫県商工会議所連合会会長や同友会会員ら180人が出席した。

 あいさつで永野代表幹事は「国内経済は回復するだろう。今は踊り場にある。県内経済は残念ながら踊り場にも至っていない。財政が希薄で建設業は未曾有の不況。地場の技術インフラはまだ確立していない」「大型店の出店で各商店街は不振を極めている。この数年で小売店は2千軒も減少した。地価の下落も止まらない。45度で傾斜している。住宅着工も下落」と、県経済に厳しい認識を示した。

 そのうえで地域経済の活性化策に触れ「関東自動車が新ラインを増設する。180億円投資する。1千人の雇用が生まれる。受け皿作りが大事。県内からの部品などの調達率を高めるよう努力したい」「平泉世界遺産本登録に向け経済団体が募金活動を開始したが、県観光の活性化につながるような使い方を検討している。交流人口を増やしたい。産学官連携も他県よりもっと早く取り組みたい。地域経済の自立へ向けスピードアップしたい」と今年の抱負を語った。

 来賓あいさつで増田県知事は「関東自動車やトヨタ自動車の関係者は本県の会社を訪ねているが少量多品種生産への短時間での対応や品質保証の面で不得手を指摘している。県では来年度の施策には産業を支える人材育成を考えている。大型店出店問題も課題だがその課題解決のためにぜひ提言活動を」と同会活動へ期待を寄せた。

 引き続き谷藤市長が登壇。「大型店出店は時代の流れだが自らの地域は自らの力で活性化する必要があろう」とあいさつした。


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