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盛岡市紺屋町の深沢紅子野の花美術館で27日まで、第2回花を描く展の選抜秀作展が開かれている。公募した同展の入賞作21点を展示。応募作を展示した昨年の花を描く展では気が付かなかった作品個々の個性が引き立てられている。
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| 【写真】展示中の「花野」 |
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展示されているのは同館賞となった中橋るみ子さんの「花かごのある風景」など。中橋さんは女流画家協会委員の八木伸子さんの弟子。八木さんは深沢さんと仲の良い画家という奇縁だった。中橋さんの作品はパステルで描いた。紗のかかったようなタッチで、ムードを前面に出したような作品となっている。
水彩の「風と遊ぶ」が奨励賞になった本県の下斗米雅子さんは、ひなげしが野に咲き誇る風景を描いた。ひなげしは長年描きたかった花。「失敗してばかりだったが、庭に咲いた花をスケッチブック1〜2冊にスケッチを描きためた」ものから作品が生まれた。見たままの風景ではなく、下斗米さんが作り出した心象風景だ。「わたしも風と花の中に楽しく遊ぶことができた」と言う。
重石晃子館長は「受賞作は具象的なものがほとんどで、もう少し抽象的な作品が多くてもよかったと思う。その中で個性的な作品が賞に入った。大きい会場で見るのとは異なり、この会場では一つ一つの作品の表現意図がはっきり分かる」と話している。
深沢紅子さんの作品は展示替えで、1968年に描いた「花野」(油彩、岩手医大蔵)を展示している。軽井沢と思われる野原で女性が花とたわむれる光景。黄色いワンピースの女性は日焼けの名残を残し、野原は控えめな色遣いながら、秋の花野のにぎやかさが表れている。
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