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【写真】柴田外男さんと石神の丘美術館ポスター
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一戸町在住のグラフィックデザイナー柴田外男さんの個展「ふるさとの心を描く」が岩手町立石神の丘美術館で開かれている。ポスターやイラストレーションなど約70点が展示されている。
会場は一戸町の隣町ということもあり、開館以来よく足を運んでいた。「ここで展覧会をするのは夢だった」という柴田さん。今展に合わせて、同館のポスターを5点制作。今展終了後は同館に寄付される。
制作に当たって、同館から続く彫刻の森を歩いて取材。スケッチや写真からイメージを膨らませ、風景や石彫を版画風に画面に取り入れた。
鉛筆で薄く描いた輪郭線の周辺をポスターカラーで均一に塗りつぶす。べた塗りにせず、わざと白く点を残して画面に変化を付けた。文字の部分はビニールを張ってカッターナイフで切り抜いて描くマスキングという技法で制作。自分で感じた印象を切り絵のような文字で表現。「手のぬくもりを大事にしたい」と、すべて手作業での制作にこだわっている。
「古いものが大好き」という柴田さん。作品によく登場するのは天井まで高く組まれたはりや階段を利用したたんす、いろりやかまどなどの古いもの。今は建て替えてしまったが、自身もかやぶき屋根の家で育った。古い小物などは捨てずに大切に保存しモチーフにするという。
自分の個性を大事に仕事をしてきたが、顧客から「個性は要らない」と言われることも。生活のためにする仕事と、自分が表現したいこと。そのバランスを取るために、1960年代から毎年、県芸術祭と岩手広告美術展には必ず出品するようにしているという。
1940年一戸町奥中山に生まれる。59年県立盛岡工業高校工芸科卒業。県工業指導所意匠部(現県工業技術センター)や市内の印刷会社でデザインの仕事を手掛ける。テレビ番組のイラストレーションや東北郵政局発行の切手原画のデザインなど幅広く活躍。
2月13日まで。開館時間は午前9時から午後4時(入場は同3時半)まで。月曜日は休館。入場料は一般200円、高校、大学生100円、中学生以下は無料。
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