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2005年新春短歌会が9日、盛岡市高松1丁目の市立図書館で開かれ、各賞の入賞者が決定した。
天賞には米倉よりえさん(盛岡市)の「囲碁をして帰れる夫が賜ものの柚子(ゆず)を携ふその香を言ひて」が受賞。地賞には笠松ふさ子さん(同)の「しづかなる午後の畑に葱(ねぎ)掘れば日に輝きて残る霜あり」、人賞には石川節子さん(同)の「日本海の夕空染むる遠茜たちまち消えて沖境なし」がそれぞれ選ばれた。
そのほかの受賞は以下の通り。
▽菊澤研一選「横浜の港に泊つる船舶の新年祝ふ汽笛ひびかふ」中村リツ子(盛岡市)
▽柏崎驍二選「すれちがふ乙女の抱く破魔矢より小鈴ほろほろさやぎさざめく」伊藤幸子(西根町)
▽高橋爾郎選「捧げたる神酒の柄杓をガツと噛み権現舞は終りにちかし」照井方子(盛岡市)
▽小笠原和幸選「人工の増殖を成しむらさきの花咲かせたり高校生は」高嶋カヅ子(同)
▽八重嶋勲選「雪被く山に触れつつ相照りてゆく朝雲の枇杷色さむし」鈴木八重子(同)
▽高点歌賞 「夜半われの頭を撫づる百才の母の手ぬくし傍に寝ねつつ」女鹿洋子(同)、「間断なき波の音する神楽宿年あらたまりて神酒にわが酔ふ」佐川知子(同)、「いち早く夕闇せまる家露地に八つ手の花は白くゆたけし」大越美代(同)、「枯れ果ててなおも香りを放ちいる紫蘇の茎殻火の粉を散らす」高橋郁子(同)、「三尺の窓に差し込む冬の日を浴みつつわれに望むものなし」工藤百合枝(西根町)、「陶磁器のかけらのように咲く冬のさくらの花を濡らし降る雪」石井啓子(盛岡市)、「シベリアの鉄路おぎなふ囚人に群れなす鴉つぎつぎ襲ふ」中村淳悦(同)、照井方子、笠松ふさ
子、石川節子、米倉よりえ
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