2005年 1月 13日 (木)        

■  〈滝沢村〉協働の機運をどう醸成 村政懇談会始まる

 滝沢村の新しい総合計画の素案を説明する村政懇談会が10日から始まった。村民の自主性を尊重しようと、自治会などを通した出席者の動員を実施しなかったこともあり、出席者は2会場で32人にとどまった。計画は住民自治による地域経営を柱に据えている。村が重視する村民との「協働」をいかに醸成していくかが今後、最も大きな課題になりそうだ。

滝沢村公民館で女性を対象に開かれた村政懇談会
【写真】滝沢村公民館で女性を対象に開かれた村政懇談会

 10日の説明会は同村鵜飼の村公民館で午前、午後の2回行われた。村当局からは柳村純一村長をはじめ各部長、教育長らが出席した。

 このうち午後の部は村内全域の女性を対象にした説明会と位置付けて開催。ボランティアによる託児サービスも用意されたが、利用者はなく出席者は11人にとどまった。

 「出席者を女性に限定したのがよく分からない」「せっかくの説明会。もっと広くいろいろな団体に出席を呼び掛けるべきではなかったか」との声に対し、熊坂伸子助役は「これまでの説明会は出席者のほとんどが男性。大勢の男性の中で発言しにくいとの声が以前からあった。女性だけであれば発言しやすくなるのではとの期待を込めて企画した」と趣旨を説明。「一方的な説明に終始せず、行政と住民が課題について共通認識を持ち、コミュニケーションを図る中でより良い方向性を見いだしていきたい」と理解を求めた。

 出席者の人数が少なかったためマイクは全員に回り、一人ひとりが村政への思いを発言。「高齢者福祉が手厚かったのに対して子育てへの施策は遅れていると感じる」との意見や「財政が厳しいと言う割にソイビーン関連の事業や新駅の設置などハード面で思い切った施策が出されている。医療費助成や福祉バスなど暮らしに基軸を置いた施策こそ重視すべき」との意見も聞かれた。

 「構想の説明だけでは具体性に乏しい。事業の中身を示して当局は何をするのか、村民が何をすべきなのかを議論すべき」など説明会の持ち方についての発言も相次いだ。

 柳村村長は「世の中の変動は激しく、10年単位で先が読める時代ではない。福祉にかかる費用は増大しており、それだけでは埋没してしまう。投資することも考えなければいけない。どういう部分を変え、どういう部分を大事にしていくか本音で議論することが大事だ」と総括。住民の意見を把握する懇談会や説明会の方法については「人数が少なく、中身が濃い議論ができたとも思うが、工夫、改善していく余地はある」と話していた。

 説明会は15日午前10時から村多目的研修センター、同日午後2時から滝沢ふるさと交流館、16日午前10時から村北部コミュニティセンター、同日午後2時から滝沢勤労青少年ホームでも開かれる。


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