2005年 1月 14日 (金)        

■  〈美術〉花と小人たちの物語 村井昭治さんが個展

村井昭治さんの「夏の童話」
【写真】村井昭治さんの「夏の童話」

 盛岡市中堤町の村井昭治さんの個展「花と小人(こびと)たちの夢物語」が25日まで、同市内丸の北ホテルで開かれている。ペンと水彩、千代紙を使ったコラージュなどで色とりどりに描かれた童画23点が会場の1、2階に展示されている。

 「夏の童話」は大きなヒマワリが配された球体から、空中ブランコにぶら下がっているピエロの人形を配置。周囲にはコラージュのたくさんのチョウが舞い、ラッパを吹いたり玉乗りをするこびとたちの姿を生き生きと描き出した。

 「5月の空」は雄大な岩手山に7色の虹を懸け、チョウやこびとたちの姿を配置。こびとが乗る気球とバラの花を結ぶ糸に付けられた魚たちは、こいのぼりのように悠々と空を泳いでいる。

 長く油彩に取り組んできた村井さん。童画だけの個展は今回が初めて。現在5歳と8歳になる2人の孫との遊びが描き始めるきっかけになった。絵本作家の画集を数冊めくっているうちに「自分でも描けるのではないか」と思い、4年前に初めてペンを取ってみたという。

 描き始めてみると「100号の油彩の大作を描くのとは違う楽しみがある」と気付いた。「自分の頭の体操にもいいし、今までの作品とは違った面白さがある」と夢中になり、これまで制作した数は100点以上にもなった。

 それぞれの作品については、自身の頭の中にぼんやりとしたストーリーがあるが、それを押し付けずに「見る人が画面をヒントに自分で夢を見てもらえればいい」と思っている。

 童画の制作は今後も続けていく。「油彩の大作に取り組むのとローテーションを組んで楽しみながら描いていきたい」と話していた。


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