2005年 2月 1日 (火)        

■  伝統文化の生の迫力 県立博物館で芸能鑑賞会

     
  迫力ある舞台を見せた夏井大梵天神楽  
 
迫力ある舞台を見せた夏井大梵天神楽
 

 盛岡市上田松屋敷の県立博物館の第2回伝統芸能鑑賞会が30日開かれた。久慈市の夏井大梵天神楽、花巻市の胡四王神楽が上演され、岩手の伝統文化を生の迫力で鑑賞した。300人あまりの観客が詰めかけ、体験学習室の会場は超満員。入りきれずに帰ってしまう客もおり、次回は会場設営を改善して開催する。

  夏井大梵天神楽は久慈市夏井町に伝わる山伏神楽。胡四王神楽は早池峰山系の山伏神楽で、どちらも県の無形民俗文化財に指定されている。夏井梵天神楽はオープニングセレモニーで博物館のエントランスホールに入場し、来館者にお披露目したあと会場に入った。権現舞と権現様による身固めを行い、古式ゆかしい踊りにおはやしが響き渡った。

  県文化財愛護協会の及川和哉理事長は「神楽は特定の神社でやる以外に普通の民家でやるときは座敷でやる。最初は民家でやって皆さんに神楽というものの舞台を体験してもらいたかった。きょうはこのような舞台設定でぎゅうぎゅう詰めだが、権現に神様が乗り移り、八百万の神様とともに楽しんでもらいたい」とあいさつ。

  県立博物館の佐々木勝学芸部長が「このように大勢の皆さんに来ていただけることが分かったので、次回は会場をしっかりして開催したい」とおわびした。

  夏井大梵天神楽は家を新築したときに行う柱固めの舞を演じ、柱をかんだり伏せた臼の上で舞うなど大胆な所作で新鮮な感動を誘った。胡四王神楽は「山の神」の祈とう舞や巴御前の物語を基にした「木曽舞」、天孫降臨の「天下り舞」などみちのくの奥深い文化を見せつけた。 


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