2005年 2月 2日 (水)        

■  盛岡女子高で子守歌授業 保存活動の歌い手が訪問

     
  盛岡女子高校で行われた子守歌授業  
 
盛岡女子高校で行われた子守歌授業
 

 盛岡市高松1丁目の盛岡女子高校(久保文雄校長、生徒410人)で1月31日、県内の子守歌を歌う授業が行われた。県内の子守歌の収集、伝承に取り組んでいる同市西部公民館が協力。講師は子守歌を集めたCDやコンサートで歌声を披露している丸岡千奈美さん、駒木恵さん、上野理恵子さんの3人が担当。3年生の1クラス、18人が参加した。

  3人の講師が県内各地の子守歌6曲を、解説を付けて披露。講師の指導の下、全員で盛岡や岩泉など3曲の子守歌を歌った。

  子守歌には布団の中で歌う「寝させ歌」と、背中に赤ちゃんをおんぶしてあやすときに歌う「遊ばせ歌」、奉公先で子守をする少女が自身のつらい境遇などを歌う「守(もり)っ子歌」の三つがあるという。

  「沼宮内の守っ子歌」を歌った上野さんは「つらくても、歌に自分の気持ちを込めることで励まされたと思う。歌にはパワーがある。将来、子供たちにたくさん歌ってあげられるお母さんや先生になってほしい」と呼び掛けた。

  県内各地を回って子守歌の採譜を行った同公民館の嶋野宏典社会教育指導員は「子守歌は子供のために歌うだけではなく、自分を励ます歌でもあった。何かあったときに果てしなく落ち込むのは心の中に自分の古里を持っていない人。持っている人は踏みとどまれる。皆さんがお母さんになったとき、自分の中の古里を、自分の口で歌って伝えられるようになってほしい」と話した。

  授業を受けた小野寺仁美さんは「小さなころに子守歌を聞いたかどうか覚えていないが、懐かしい感じがした。保育士の勉強をする学校に進学するので、子供たちに歌ってあげたい」と感想。石川真寿美さんは「岩泉の寝させ歌が歌いやすかった。子守歌を覚えて、機会があったら子供たちに歌ってあげたい」と話していた。

  保育担当の舟越真智子教諭は「初めての試みだったが、優しい雰囲気で授業が進んだ。生徒の出身地は県内各地なので、自分の育った地域の歌があるかなという声も聞かれた。保育の道に進む生徒も多いので、いい経験になったと思う」と話していた。


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