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阿部長一さんと1978年に現代美術家協会(第34回現展)で新人賞を受賞した「池」 |
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盛岡市上田堤の阿部長一さん(80)がこのほど、過去10年間の国内外の旅の思い出をエッセーと水彩画でつづった「旅のエチュード」(114ページ、川口印刷工業)を発刊した。画集は1989年に発行したが、エッセー集は初めて。北海道から九州、バリ島まで22の旅行記と、高松の池や岩手山のほか、京都の哲学の道やインドネシアのボロブドゥール寺院など12点のスケッチをカラーで掲載している。
本書の冒頭で「何といっても、自分で行くのは良い。まず計画、珍しい食物のある処(ところ)を考え、素敵(すてき)なものを見ることを考える」という阿部さん。年に2回のペースで続けてきた旅は、ほとんど自身で計画を立て、夫人や友達を誘って4、5人ぐらいの少人数で出発。ツアーでは取り上げられないような、一風変わった場所を訪れてきた。
長く国鉄に勤めたため、移動はほとんど列車を利用。北海道から沖縄まで日本全国の都道府県を制覇。九州は5回ぐらい、大好きな京都は10回以上訪れた。10年前、バリ島にも飛び、初めての海外旅行も実現させた。
現在、県内で最も長い歴史を持つ美術団体彩虹社の会長を務めながら俳句も詠む。図画の授業で絵画に取り組み、帰宅途中の田んぼのあぜ道で俳句を作った高校時代が原点。卒業後も仕事をしながら俳句と絵画の制作を続けてきた。
78年には、同市の高松芝水園を描いた「池」が現代美術家協会(第34回現展)で新人賞を受賞。84年から3年後の退会まで同会会員として活躍した。
「絵画ではいつも悩んでいるが、悩まなくなったらそれ以上伸びない。死ぬまで悩むのが面白い。これからも、何にでも挑戦していきたい」と意欲を語る。
希望者には無料で贈呈。郵送の場合の送料は千円。問い合わせは阿部さん(電話番号は019−662−3324)まで。
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