|
盛岡市と玉山村との合併について村民の意思を問う住民投票条例制定を求める玉山村の将来を考える会(高橋静男会長)は3日、工藤久徳村長へ正式に直接請求した。縦覧されていた署名簿が同日村選挙管理委員会から返却、有効署名数の証明を受け、即日本請求した。村は20日以内に臨時村議会を招集し、工藤村長の意見書を付した同条例案を提案。議会が審議、採決する。招集日は18日を軸に調整されており、会期は2、3日になる見通し。
請求代表者4人のうち佐藤勝範さん(同村下田字生出)と久保武夫さん(渋民字鶴飼)、考える会事務局補佐の高橋和夫村議が同村役場を訪れた。
佐藤登村選管委員長から有効署名3139人(総数3604人)の署名簿173冊が返却された。署名数を証明する委員長の公印が押されていた。
メンバーはただちに本請求。竹田孝男助役が不在だった工藤村長の代理で受け取った。
本請求を受け、村は村長の意見書を付した条例案の提案準備に入り、請求日から20日以内に臨時議会を招集することになる。
議会側は議会運営委員会を開き、開会日や会期、採決の方法などについて調整する見通し。会期は「村長の意見書の内容を考える時間を持ち、審議、採決する必要があるのではないか。村議会初の直接請求であり慎重に対応したい」(村山秀夫議会事務局長)と、会期を複数日設ける可能性に触れた。
この場合、村長と村議の日程調整、議運の開催時期などから考え、招集日は18日が想定される。土日のため休会となる19、20日のうち20日には盛岡市・玉山村合併協議会が開催される。20日以内の期限最終日となる22日まで、審議が行われる可能性もある。
臨時議会では、村長の意見書を提案理由の説明で読み上げるか、質疑と討論をするのか、採決は起立か無記名投票かなどの取り扱いが注目される。直接請求では請求代表からの意見陳述も行われる。
久保さんは「条例案が否決される可能性はある。その場合についても考えなければならない。住民投票の実現を求め、せっかく署名いただいた方たちの願いを無駄にしたくない。住民投票で賛否を問えば、結果がどうであっても納得できる」と話している。
|