2005年 2月 4日 (金)        

■  盛岡市遺跡の学び館で埋文調査資料展

     
  繋V遺跡から出土した土偶の頭部  
 
繋V遺跡から出土した土偶の頭部
 

 第22回埋蔵文化財調査資料展「盛岡を発掘する」(市教委主催)が1日、本宮の遺跡の学び館(及川三治館長)で始まった。3月21日まで、大人200円、子供100円。繋V遺跡(縄文)、高櫓A遺跡(奈良)、堰根遺跡L(平安)、本宮熊堂B遺跡(平安)など市内7遺跡から今年度出土した土器、石器など約150点を展示している。

  御所ダム南岸の山ろく台地にある繋V遺跡からは、土器が逆さまに埋められた伏甕(がめ)のほか、土偶の頭部などが出土。縄文前期から縄文中期までの竪穴住居跡29棟も見つかった。

  本宮熊堂B遺跡からは、篦(へら)書土器が出土した。10世紀のものとみられる土器は、「閉閇」と読める文字があり、沿岸部の「閉伊(へい)」地域との交流がうかがえるという。

  昨年7月から本格的な発掘調査が始まった永井の高櫓A遺跡からは、8世紀後半の奈良時代の竪穴式住居跡18棟などが発見された。北西のかまど跡からは、炭化材や焼土が出土。「火事で焼けたのか」、「儀式として火をつけたのか」は、分からないとしている。

  浅岸の堰根遺跡からは、大型の掘っ立て柱を持つ建物跡1棟が見つかった。大型の掘っ立て柱を持つ建物は、平安時代のものとみられ、同遺跡が縄文時代に狩猟場、貯蔵域として人が集まったことと平安時代に集落が営まれたことが確認された。

  同資料展は、遺跡の学び館がオープンしたため、会場を今年から同館に移した。これに伴い従来3日だった会期が約2カ月と大幅に延長された。


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