2005年 2月 6日 (日)        

■ 食育の大切さを 安全、安心シンポジウムで取り組み報告

     
   県食の安全・安心シンポジウムで地域と共に取り組む食の指導について発表した土淵小学校  
   県食の安全・安心シンポジウムで地域と共に取り組む食の指導について発表した土淵小学校  
  県食の安全・安心シンポジウムが3日、盛岡市内丸の県民会館で開かれた。食改善推進委員や学校関係者ら約380人が参加。「食育」をテーマに健康で豊かな食生活や子供たちの食に対する意識の醸成について考えた。

  食育コーディネーターの大村直己さんが「食と子ども〜いま求められる食育とは」と題して基調講演。西根町立西根中学校、北上市食生活改善推進員協議会、盛岡市立土淵小学校が食育の実践活動を発表した。

  このうち土淵小は地域の協力による農業体験授業や給食への地場産品の活用などを紹介。児童やJA青年部の感想も交えて地域と共に取り組む食の指導について説明した。

  同小は中学校と隣接。児童128人、生徒56人、教職員25人の給食を栄養士1人、調理員2人が調理し提供している。

  JA青年部の協力で02年度から地場産品を計画的に給食へ利用する取り組みがスタート。学校周辺で収穫された農作物が毎日、給食のメニューに取り入れられている。稲作、サツマイモ栽培など農作業体験や食に関する授業も年々充実。5年生の家庭科では「ファストフード」「スローフード」という言葉の意味から地産地消について考える授業も行われた。

  PTA副会長でJA平賀青年部の齊藤英則さんは「土淵地区では家族の誰かがPTAや自治会で何らかの役割を担っている。学校に協力するのは当たり前という地域性。都市化が進む中、多面的に地域と学校がかかわり一体となっていくことが、ますます重要」と強調。

  5年生の齊藤壮太君と齊藤葵さんは「米は水、土、太陽の恵みで育てられていることが分かった」「地域で作ったものだから安心。作った人も分かるので残さず食べようと思う」などと取り組みの感想を話した。

  栄養士の菅原まさ恵さんは「家庭、地域の方々の努力で本物のおいしさが体験できることを子供たちに伝え、自らの健康を考えた食生活が送れるよう健康教育に研さんしたい」と結んだ。

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