2005年 2月 8日 (火)        

■  歯医者さんのエックス線撮影は大丈夫? お口の健康セミナー

 第8回「お口の健康セミナー」(岩手医大大歯学部附属病院主催)が5日、同大歯学部であり、約30人の市民が参加した。歯科放射線科の泉沢充助手はエックス線撮影時の被ばくについて説明。障害者歯科診療センターの久慈昭慶講師は、障害に応じた歯科治療の現状を語った。

  泉沢氏は「歯科治療は、歯、あごの骨を治療するため、ほかの治療に比べてエックス線撮影が多いのが現状だ」と述べ、数あるエックス線撮影の方法を説明。

  被ばくについては「一般の人の年間被ばく量に比べると、歯科治療のエックス線撮影の被ばく量は120分の1ほど。この量では白内障、不妊など被ばくで出る症状が出ることはない」と説明した。

  「妊婦さんの中には、胎児への影響を心配する人も多いが、歯科の場合、あごの下や頭の上からエックス線を照射するので、胎児への影響もほとんどない」と述べた上で、「妊娠時に歯科治療を受けなくてもいいように、普段から歯の健康に気を使いましょう」と呼びかけた。

  久慈氏は同病院の障害者歯科診療センターの治療例を挙げながら、障害者歯科治療の最前線を語った。

  久慈氏は「知的障害の場合は、通院を繰り返したりと時間をかけることで本人も慣れてくる。だが、自閉症の場合、それは難しく、全身麻酔を使った治療をすることが多い」と説明。

  「言語障害患者さんになると、口を開いただけで呼吸困難に陥るケースもある。定期的な健診と歯磨きの指導をしていくことが大切だ」と述べた。


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