2005年 2月 10日 (木)
■ 増田知事が立候補会見 全国知事会会長選挙へ
記者会見で全国知事会長選への立候補を表明する増田知事
増田知事は9日、県庁で記者会見し、17日の全国知事会会長選に立候補することを表明した。宮城県の浅野史郎知事が同日、知事会事務局に増田知事の推薦を届け出た。届け出は10日に締め切られるが、既に福岡県の麻生渡知事が立候補を表明しており、知事会としては初の会長選が行われることになった。増田知事は、浅野知事のとりまとめで東北、中部、関西の8知事の推薦を受ける。梶原前会長の「闘う知事会」の路線継承を唱え、政策提言機能の強化、市町村との連携強化、知事会内部組織の見直しなどを公約に「地域維新」を訴える。
増田知事は記者会見で「三位一体改革の実現に向けて、前会長の梶原知事を支えて他の知事とも連携を取りながら知事会案のとりまとめと実行に努力してきた。46人の中の多くの知事さんがたから、梶原会長の後を継いで立候補するよう推薦の言葉をいただいた。その趣旨はわたしに前会長の『闘う知事会』の路線を継承して、さらに発展させてほしいという願いが込められているものと思う。闘う知事会は協調すべきところは協調し、対決すべきところは対決する」と立候補に至った経緯を説明した。
具体的な公約としては、地方分権改革の推進として「三位一体改革を確かなものにして地方が真に自立できる体制づくりや各自治体の自己改革に取り組む」。市町村主役の改革推進として「住民に最も近い市町村が今後の行政の主役となることから、市町村中心の改革の橋渡し役を務める」。国との対等なパートナーシップ確立へ「国と地方との協議の場をよりしっかりしたものにする」などの政策を挙げ、「地方の自立で国を変える地域維新」のスローガンを掲げた。
知事会初の選挙となることについて「会長選挙という選挙の形態は初めて。一般論として選挙で決めることが望ましいのではないかと申し上げてきた。各知事の方にもいろいろあると思うし、関係する市町村長も注意深く今回のことを見守っていると思う。われわれ国民の代表だから国民も注視していると思う。透明でフェアな形でやりたい。現実には2人での選挙になると聞いているが、候補者がそれぞれ自分の考えを述べ合って会長を選出すれば、むしろその結果によってより強い知事会をつくるきっかけになるだろうし、陰でこそこそ決めて一部の不満分子がいるより、より強い形で一丸となれる」と述べた。
県政課題が山積の中で地方6団体の長となれば、在庁期間が減ることが懸念される。
増田知事は「東京出張が多くなり、県を空けることが多くなるという心配をかけることは大変申し訳なく思っている。現実に政府との協議などが予想されるが、それぞれの知事は県政を最大限誠実に実行するため選ばれている。県政の実行にあたって万全の対応がとれると見極めたうえで出る。県職員は優秀だし、危機的な地方自治の中でポイントの時期に力を発揮してきた。万全を尽くすことが大事。今はどこの都道府県も財政上多くの問題を抱えているので、多くの問題は国との関係、国に対してしっかりした地方、岩手の実情を反映させるよう問いかけ、岩手が抱える問題を会長の立場で具体的に発信して、県として良い成果をもたらす決意でしっかりとやりたい」と述べた。
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