2005年 2月 23日 (水)
■ 〈経済〉女性月刊誌「Cocoa」発刊へ 生き方からタウン情報まで
25日発売の女性向け月刊誌「Cocoa」を持つ山際滋朗編集長
盛岡市菜園のあえるクリエイティブ(上澤淳一社長)では25日、女性向け月刊情報誌「Cocoa」を創刊する。25歳の女性をメーンターゲットに想定して誌面作りをし、女性のためのライフスパイスマガジンとして新市場を開拓。これまでのタウン誌やフリーペーパーと一線を画した女性雑誌を狙うという。A4判で125ページ。350円。1万3千部発行。市内の書店、コンビニエンスストアで販売する。
同社は昨年まで開運橋の市産業支援センターにデザイン・編集オフィス・あえるぷらんにんぐとして入居。03年5月から、女性をターゲットにフリーマガジン「あえる」(28ページ)を発行してきた。市内大通・菜園かいわいを中心に、盛岡駅前、紺屋町、肴町、津志田などの約250店舗に配布した。
今回は同センターから独立し、有限会社あえるクリエイティブとして再スタートを切る。山際滋朗編集長(39)は「2年間あえるを発刊し、有料で女性誌を発刊できる手応えを感じた。市内にはフリーペーパーやタウン誌があるがそこに飽き足らない層がたくさんいることを知った。これまでにない新しい切り口の情報雑誌にし、女性と街を活性化させたい」と話す。
メーンターゲットは25歳の女性。高卒で就職した場合OL6年目。結婚と仕事のはざまに揺れる時期。大卒の場合は3年目で仕事も理解したが、今後のキャリア形成に迷う時期。
山際編集長は「まさに分岐点。これからの生き方、キャリアアップをどうするかなどの曲がり角。この年齢層を中心に内面的な面まで踏み込み、生き方の提案などからタウン情報などまでスパイスを利かせた内容を盛り込みたい」と言う。
市内の飲食店情報も載せるが既存のフリーペーパーやタウン誌の取り扱いとは一線を画し、店の経営者にこびずに編集サイドがセレクトして、本当においしい料理やサービスを吟味した上で掲載するという。
広告の見せ方も工夫。車の広告の場合は単に車を紹介するのでなく生活シーンの中で車を位置付けるなど、新たな広告の仕方などにもチャレンジ。山際編集長は「これまでのワンパターンの広告では見る側もクライアント側も満足しないはず。生活の仕方も商品の使い方も変わっている。新たな使い方も含めた提案型の広告のあり方も示せれば」と斬新な企画を考えている。
同社では昨年、市内の広告代理店向けの説明会を開催。数社から協力を得て広告営業を強化。山際編集長は「首都圏から関西、九州などではセグメントしたフリーペーパー、タウン誌がたくさん発行されている。これから盛岡もそうなるのでは。競争は激化するが、刺激し合うことで街が活性化する。当誌はドラマ性なども取り入れた独自色を鮮明にした編集をしたい」と意気込む。
上澤社長(45)は「これまで2人で出していたが今回からスタッフは5人。これからが本当のスタート」と言う。盛岡大通商店街振興組合の阿部利幸事務局長は「街を活性化してくれるタウン誌が出るのは歓迎したい。女性のニーズも多様化しているがそのニーズに絞った情報が意外に少ないのではないか。新たな発想で街を活性化してもらえれば」と話していた。
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