2005年 3月 1日 (火)        

■  盛岡ブランド創出を 谷藤盛岡市長が所信表明演説

     
  盛岡市議会3月定例会で所信表明演説をする谷藤市長  
  盛岡市議会3月定例会で所信表明演説をする谷藤市長  

 盛岡市議会3月定例会は2月28日、開幕した。午後1時からの本会議で谷藤裕明市長が新年度の市政運営について所信を表明。玉山村との合併や盛岡ブランドの創出などを重点施策に掲げ「人々が集まり・人にやさしい・世界に通ずる元気なまち盛岡を実現するため、各種の改革に引き続き取り組んでいく」と決意を示した。会期は3月28日までの29日間。新年度予算案や県競馬組合への5億円融資問題、玉山村との合併議決などが審議の焦点となる。

 谷藤市長は「元気なまち盛岡」の実現に向け、各種産業の持続的な活性化と若者などが地域で安心して働ける安定した雇用の場の確保を強調。重要施策に▽広域行政の推進▽雇用の創出▽盛岡ブランドの確立▽花と緑のガーデン都市づくり▽行財政構造改革▽予算の重点配分化−を掲げた。

  玉山村との合併については、地域自治区(玉山区)の設置による地域住民の声を反映させた地域づくりや中核市制度を活用したきめ細かな行政サービスの提供などを挙げ「さまざまな資源と都市機能の集積を生かし、活力に満ち、詩情あふれる新県都の実現のため、全力を傾注していく」と述べた。

  盛岡ブランドの創出では庁内に新たにブランド推進室を設置、「盛岡ブランド宣言」や基本戦略、アクションプランの策定に取り組むとし、都市間競争を勝ち抜く戦略の一つとして力を入れる考えを示した。

  03年度から5カ年計画で取り組んでいる雇用の創出については「地元企業の雇用に加えて企業誘致にも一層、力を注ぐ」と述べ、市単独事業でも市立高校での職業能力研修、未就職新規高卒者の雇用、小学校での少人数指導教育の拡充などによる雇用の場の確保を図るとした。

  行財政構造改革については「各方面に痛みを伴う取り組みではあるが、改革のスピードを緩めることなく推進したい」と揺るぎない態度で取り組む決意を表明。

  行政評価システムを活用した計画の進行管理と業務の改革改善、公共部門の民間解放の推進、情報公開の徹底などを挙げた。


  05年度一般会計予算は実質前年度対比0・7%増の862億1千万円。事務事業の重点化を図るため、行政評価システムを活用した、基本構想の施策ごとの枠配分方式を導入した。41施策のうち「市民生活を守る安全対策の充実」「快適な居住環境の実現」「うるおいのある公園・街路樹の確保」の3施策に予算を重点配分している。

  当初提出議案は新年度予算案、岩手競馬への5億円融資を含む04年度一般会計補正予算案など29議案。ほかに11議案が追加提案される見通し。

  市と玉山村との合併協定書の調印が整えば、会期中に合併の議決が行われる。企画部を廃止する市部等設置条例の一部を改正する条例は同日、委員会付託を省略して可決された。


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