2005年 3月 2日 (水)        

■  〈美術〉芸文課程の4人が作品展 岩手大学教育学部

     
  西條芳史さんと「夢魔の誘惑」  
 
西條芳史さんと「夢魔の誘惑」
 

 岩手大学教育学部芸術文化課程造形コース1年生の有志4人による「O」展が5日まで、盛岡市菜園2丁目のギャラリーラヴィで開かれている。全員血液型がO型ということから展覧会の名前が決まった。油彩やアクリル画、立体など合わせて16点が展示されている。

  西條芳史さんは板を使った油彩を出展。自身が見た夢を基にした「夢魔の誘惑」は、長方形の板の左下に、変形の板を取り付けた作品。変形板の部分には、人物を配した階下と階上の間の踊り場を描写。作品の前に立ったときに視野や空間が広がる効果を狙った。

  今展では透明感を出すための画材メディウムの使い方を工夫。普通は油絵の具に混ぜて使うが、そのまま筆に付けて画面に載せ、独特な透明感と凹凸を作り出した。「今後は立体にも挑戦してみたい」と意欲を語る。

     
  三上真嗣さんと「A Prisoner of War,He Wants to Go Far Away from here」  
  三上真嗣さんと「A Prisoner of War,He Wants to Go Far Away from here」  

  三上真嗣さんはキャンバスに描いた4点の油彩を出展。「A Prisoner of War,He Wants to Go Far Away from here」は、受験生時代の気持ちを表した作品。



  「ここから遠くに逃げたいと思っている戦争捕虜」を表すが「逃げる」という意味の「Go Far」には「成功する」という意味も持たせる。手を縛られた人物は受験戦争の犠牲になった捕虜でもあるが、光に包まれた筆や鉛筆に向かって走っているところに自身の思いも投影している。

  午前11時から午後6時(最終日は同5時)まで。


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