2005年 3月 5日 (土)        

■  〈経済〉シンセラとして分離独立 岩手中央農協の生活部門

     
  分離しシンセラとなったサンフレッシュ都南  
 
分離しシンセラとなったサンフレッシュ都南
 

 岩手中央農協(長澤壽一組合長)は1日、生活部門を分離して株式会社化したJAシンセラ(本社・盛岡市下飯岡、資本金6千万円、長澤壽一代表取締役)を開業した。農協の産直、仕出し、葬祭事業を統合した会社で、3事業に加えて新鮮な食材や特産加工品の通信販売、岩手県東京事務所と連携した商品開発、都内での食材販売などを手がける。初年度は年間売上高13億5900万円、経常利益800万円を見込んでいる。

  資本金6千万円は全額岩手中央農協が出資。本社は盛岡市下飯岡21の180、同農協のグリーンセンターの一画、従業員は79人。全員が農協を退職して同社が新たに採用した。産直部門はサンフレッシュ都南とサンフレッシュ羽場に統廃合、仕出しと葬祭は各1店。社名のシンセラはラテン語で真心や誠実という意味だという。

  3部門を統合することで、例えば葬祭では葬儀用の精進料理を仕出しが担当し、仕出しの食材、霊前に飾る花を産直から提供するという総合サービスを展開できる。

  本社は企画管理、商品開発のほか、果物や野菜、ジュースや肉、沿岸の農協からの魚、各種特産品の通信販売をしていく。

  佐々木廣常務は「岩手県東京事務所と連携し商品開発、農協の販売ルートと違う新たな販売ルートを開拓する。都内の区域を絞って野菜や果物、米、魚などをまとめて送り、学校給食や料理店、各家庭に行くような仕組みを考えている。春の天然山菜などは人気が出ると思う」と自信をみせている。

  同社になって最初の商品はギョーザ、矢巾町産のヤーコン、シイタケ、フキノトウの3種類をパックにしたものという。


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