| |
|
|
| |
 |
|
| |
私信「透明な石」を発行した新里陽一さん |
|
雫石町源大堂で画廊を主宰する現代美術家新里陽一さんは、私信「透明な石(The・clear・stones)」(A4判、4ページ)を2月に発行した。芸術仲間と編集、執筆をし、創作への思いや雫石の心象、近況をつづる。アトリエのあった首都圏にも配信した。古里雫石を舞台にした表現や情報を全国に発信していく。
第1号は先月21日に発行。トップは新里さん自身の画廊「YELLOW・PLANT・GALLERY」兼アトリエ「N2スタジオ」を昨年開設するに至った理由を2ページにわたって活字で表現した。
劇団「八幡ロキシー」主宰の澤藤久司さん(盛岡芸術文化勉強会同人)が「ニューヨークの水くみ」と題して寄稿している。ほかに今後同画廊で開かれる高山登さんの個展の開催と高山さんの略歴、今後の展示会案内、編集後記が掲載されている。
新里さんはドローイングや立体造形などのコンテンポラリー・アートが本業。活字を通じた表現や情報発信にも積極的で、展示会後に作品や関係者の声を集めた小冊子を配っている。日大芸術学部時代は学友と同人誌発行もしていたという。
私信は新里さんを発行人に、編集長に盛岡四高時代の後輩吉田英樹さん(盛岡市)、小野英治さん(同)と小野崎拓也さん(花巻市)が編集人を務め、菅沼緑さん(東和町)が写真を担当。
「透明な石」とは滴が透き通る石、雫石を意味する。洋題の「stones」が複数形なのは「表現や情報を互いにやりとりする」という新里さんの思いが込められている。
「それぞれ執筆する人の思っていること、感じていることを書いてもらいたい。何かを創(つく)っていきたい、画廊の主宰としてそれぞれ思うことを伝える手段として、こちらからそれを見せていきたい。町おこしのつもりではないが雫石を発信し、今後は町内の人にも登場してもらいたい」と話している。
初回は約300部を発行。パソコン・データとして保存され、いつでも追加発行できる。年最低2回は発行し、芸術家や画廊ゆかりの人たちへ執筆依頼をする。町内の喫茶店や盛岡市のギャラリー彩園子に置いてあるほか、首都圏にいる芸術家仲間にも郵送した。
|