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岩手をPRするキャラクターとして考案された、石割さくら |
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矢巾町の県立産業技術短期大学校(斎藤弘校長)の産業デザイン科の卒業生による作品展が、盛岡市盛岡駅西通のマリオスで開かれている。6日まで、無料。2年生の卒業研究作品約20点のほか、1年生が実習で取り組んだポスター、家具など約20点が展示されている。
阿部万里さん(21)は、岩手をPRするキャラクターをデザイン。「石割さくら」「三陸わかめ」「岩手山平」と名づけた3人のキャラクターとさくらの着ぐるみ(170センチ)を制作した。
琵琶湖をモチーフにした滋賀県のうぉーたん、富士山をモチーフにした静岡県のふじっぴーなど、近年、県の名勝をモチーフにしたPRキャラクターが増えている。だが、岩手には「岩手の魅力をPRするキャラクターがいない」と阿部さん。「それなら自分が」と岩手のキャラクターを創ることにした。
盛岡市出身の阿部さんは、盛岡のシンボル石割桜をモチーフにさくらを完成させた。2頭身のさくらは、花こう岩のスカートをはき髪型は桜色。葉っぱの首飾りをアクセサリーとしてあしらった。さくらの年齢は「樹齢と同じ400歳程度」と、かわいい見た目とのギャップがうりだ。
阿部さんは「色合いもよく、目立つので街を歩けば注目を集めそう。石割桜が咲いたら、桜の横でさくらをPRしたい」と話した。
中軽米千恵子さん(20)ら2人は、岩手発の照明器具「つぼみシリーズ」を制作。県産アカマツを漆で塗った羽根(シェード)を使うことで、伝統工芸の漆器をインテリアの一つとして楽しもうというものだ。
安代町に何度も通い、安代漆器の職人から漆の塗り方などを学んだり、シェードの厚さをどうするのかの試行錯誤の末、サクラ、ツバキ、アヤメの「つぼみ」を完成させた。
中軽米さんは「これからも成長を続けるという期待を込めて、つぼみに思いを込めた。1つに24枚の羽根を使うが、好みによって羽根の枚数を減らすことができる。自分のスタイルに合わせて調整できるライトです」と、その出来栄えに胸を張る。
さらに、拭き漆、朱合漆のバリエーションも考案。仮に商品として売り出す場合の値段の決定、取扱い説明書の作成なども行った。
「商品化の直前まで進めてみて、周囲の人の意見が参考になった。伝統工芸に触れてみて、伝統工芸を広めようという意識が高まった」と卒業制作を振り返っていた。
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