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結成20周年を迎えたハッピーバンドの南舘会長(手前左)と武蔵さん(同右)たち |
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盛岡市下太田のお年寄りたちの演奏団体ハッピー・バンド(南舘キクエ会長、メンバー45人)は今年で結成20周年を迎えた。5日に県民会館大ホールで開かれた「ふれあい音楽祭」(下太田保育園主催)で打楽器類の演奏や保育園児と合唱のコラボレーションをした。日ごろから同じ地域にいる園児たちと刺激し合い、まだまだ現役と張り切っている。
「年輩者が頑張っているんだから、若い人たちが張り切るのは当たり前でしょ」。会長の南舘さんは元音楽教師で御年91歳。メンバー最高齢だ。平均年齢70歳代後半のメンバーたちを束ねている。
結成は、老人クラブでハンドベルに取り組んだのがきっかけ。農家のお父さんやお母さんが「くわを持つ手をハンドベルに換え」、活動をスタート。メンバーは当初十数人。初めて演奏したのは「ドレミの歌」だった。現在は元警察署長さんらも加入する。
下太田老人福祉センター・児童センターに隣接する下太田保育園(高橋ミツエ園長)とは、演奏の練習や習字の指導、行事ごとに行き来する関係が続いている。
メンバーの発表の場は年1回の「ふれあい音楽祭」。下太田保育園と共催の誠文館幼児園、青空保育園の園児の発表とともに、プログラムの一つとして名を連ねている。
今回は結成20周年記念を祝福した音楽祭。大ホール1階は保護者らで埋まった。遠くは北海道や新潟から孫の舞台を一目見ようと訪れた。3施設の子供たち約180人が出演し、歌や楽器演奏、遊戯を披露した。
ハッピーバンドは第1部では木きん、鉄きん、大太鼓などを使って「北上夜曲」「春が来た」を演奏。フィナーレで下太田保育園の年長組と、南舘さんの亡夫が作った園歌などを合唱した。
南舘さんは「地域全体が盛り上がって取り組んでいこうという雰囲気がある。全部がすてきに広がっています。始めた行きがかり上、途中でやめるわけにはいかないでしょ」と笑顔がこぼれる。
習字指導もしている武蔵静江さん(76)は「大きな声を出す機会が少ないので、これを機にという人も。お年寄りって練習が下手でも本番は上手なんです。地域の老人へ還元したいとの理事、園長の思いから気軽に参加できます」と感謝した。
メンバーで同園を運営する一誠会理事の平賀貞さん(80)も「一人ではできなくてもみんなでならできます」と話す。高橋園長は「園児の手本になっていただき、両親の足りない部分をはぐんでいただいています」と交流の継続を願っていた。
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