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05年女性起業家セミナー(県中小企業団体中央会主催)が4日、盛岡市盛岡駅前通のホテルルイズで開かれた。大通のハッピーライフサービス(又川俊三社長)専務の若谷祥子さんが、起業家を目指す県内の女性50人を前に「考え方は人生を決める」と題して講演。ホテル支配人や酒造メーカー社長室長の経験を踏まえて起業家の条件などを語った。
同社は昨年11月、県内初の民間の就職支援サービス店舗ジョブシティ盛岡店を開設した。若谷さんが店長を兼務。職業紹介、若者の就業支援のほか人材教育も手掛けている。
若谷さんは平泉町の出身。大学卒業後、大手商社に就職し、総務部で書類のファイリング、英文タイプでの文書作成などの業務を経験した。「2年2カ月で結婚退職したが、ビジネスマナーも学び貴重な経験をした」と言う。
若谷さんはその後、平泉町に戻り現地のホテルに勤務。「わずか10年で支配人になったが、その間、早朝から深夜まで働いた。経理や資金繰りの仕事もした。ホテルはサービスが命。支配人になってからは従業員教育を徹底した。JTBのサービス調査で98点の成績を取った」と、ホテルの支配人時代の仕事を振り返る。
ホテルを辞めたのは、内部で経営権問題が起こり第三者に経営権を買われてしまったためと言う。「わたしの支配人時代に売り上げは倍になった。しかし内紛が起きてしまった。何かが崩れるのは身内からということを痛感した」という。
その後、県南の酒造会社の地ビール事業立ち上げに参画。新規事業準備室長としてらつ腕を振るった。当時まだ国内に地ビール事業がない時代。アメリカの地ビール事業の情報を仕入れて事業計画の参考にした。
ビール製造の免許取得申請、工場の入札、製造から出荷、販売までのシステム構築、補助金申請などまで手掛けた。事業開始後は社長室長として経理スシテムの構築、販促、新商品開発まで行い、地ビールがモンドセレクション金賞を受賞するまでに力を注いだと言う。
同社には8年間在籍した。社長の子息が社長に就任する時期に退いた。若谷さんは退社後、自分のしたい人材育成のビジネスをするために盛岡に来た。ホテルの再建、ある会社の支店長などの誘いも断り、人材育成の道を探したという。
昨年、以前の酒造会社の社長夫婦から又川社長を紹介された。又川社長も同じような職種の事業を考えており若谷さんが入社。今回のジョブシティ盛岡店の開設となった。
又川社長から「あなたは自分でやりたい人。3年をめどに事業を軌道に乗せて社長に」と言われたという。若谷さんは「考え方は人生を決めると思う。そして、したいことは何か。自分のスキルで食べていけるか。これが起業の決め手。わたしは今、人材育成の講師もしている。今の仕事は天職」と話した。
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