2005年 3月 7日 (月)        

■  工業高生徒がペイントアート 雫石町けんじワールドで

     
  プールの底に自分たちのデザインの絵柄を描く盛岡工業高校デザイン科の生徒たち  
 
プールの底に自分たちのデザインの絵柄を描く盛岡工業高校デザイン科の生徒たち
 

 盛岡工業高校デザイン科の有志が、雫石町のけんじワールドのアクアエリア内プールにオリジナルペイントアートを作成した。1、2年生25人が「海の仲間達」をテーマにデザインから任され、プールの底や壁面約15カ所に、最大で6メートル四方にもなる大作を完成させた。現在同施設はメンテナンスのため休館中。お披露目はリニューアルオープンの19日になる。

 同施設では毎年この時期にメンテナンスを実施しているが、今年は開館から10年目を迎えたこともあり、地域の現役高校生とのコラボレーションを企画。施設側から同校に参加を呼び掛けて実現した。

  授業の一環ではないため作業に使えるのは5、6日の2日間だけという厳しいスケジュール。生徒たちは2、3人ずつに分かれてそれぞれの絵柄を鉛筆で描き、専用のペンキで彩色していく作業をきびきびとこなした。 同校の菊地正俊デザイン科長は「出来上がった作品を皆に見てもらうことはやりがいにつながる。こういう機会を与えてもらったのは生徒にとっていい経験になる」と作業を見守った。

  1階のメーンプールの「波の出るプール」の底面には、一番大きな6メートル四方の作品を配置。画面いっぱいに表情豊かなタコやクラゲ、カニなどの姿をデザインした田村梓さんは「それぞれの生き物は自分とクラスの友達をイメージして描いた。絵をどんどん踏んで、皆で楽しんでほしい」と話す。同じグループの田屋亜由美さんは「学校ではアクリル絵の具を使うことが多いので、ペンキで色を作るのが難しかった」と感想。

  「流れるプール」の底面にイルカやタコなどを組み合わせたデザインを考えたのは杣澤裕香さん。「ほかの施設の子供用プールの絵柄などを参考に、楽しい海の生き物をイメージして描いた。少し恥ずかしいが、皆に楽しんでもらえれば」と思う。

  同じグループの工藤侑子さんは「自分も小学校のころにここに来て遊んだ。自分たちが描いた絵が残るのはうれしい」と笑顔。

  同施設販売促進課の荒澤俊郎課長は「訪れる皆さんに想像力豊かな高校生たちの力作を楽しんでいただき、地元高校生と企業が手を組み地元の活性化につながる取り組みとして期待している。将来アート界で活躍する生徒さんたちの夢実現の一助となれば」と話している。

  アクアエリアのプール営業時間は午前10時から午後8時(最終入場は同6時)。土曜日は午前10時から午後10時(同8時)まで。料金は中学生以上は2千円(土、日、祝日は2400円)、4歳から小学生までは1200円(同1400円)。60歳以上は1300円。問い合わせは同施設(電話番号は019−695−3111)まで。


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