2005年 3月 8日 (火)        

■ 競馬組合への融資案件を可決 県議会常任委員会

     
  競馬組合への融資案件を5対3で可決した農林水産委員会  
 
競馬組合への融資案件を5対3で可決した農林水産委員会
 

 県議会の農林水産委員会(阿部敏雄委員長)と総務委員会(佐々木博委員長)は7日、県競馬組合(管理者・増田知事)へ27億円を融資するための04年度一般会計補正予算案を可決した。8日の本会議に報告されるが、可決される公算が大きい。農林水産委員会は民主県民会議の2人と公明党の1人が反対に回ったが5対3の賛成多数になった。総務委員会は全会一致だった。民主県民会議と自民クラブは会派拘束をかけておらず、本会議の採決では流動的な要素も残っているが、両会派とも賛成派が優勢となっている。競馬組合は盛岡・水沢市各5億円、金融機関13億円から融資を受ける計画で、県議会が融資を可決すれば、今年度の資金ショート回避に向けて最大のハードルをクリアする。

 農林水産委員会は同日午前、総務委員会から連合審査の申し入れがあったことを受けて開催の可能性を検討した。民主県民会議は合同開催を求めたが、自民クラブは必要性を認めず、両委員会が独自に審査することになった。

  審査は午後4時過ぎまで断続的に続けられ、組合の経営再建計画について執行部と質疑が交わされた。採決では自民クの菊池勲、千葉伝、平沼健、民主の工藤大輔、政和会の飯沢匡の各氏が賛成、民主の川村農夫、中平均、公明の小野寺好の各氏が反対した。

  質疑の中で、競馬組合役員のこれまでの経営責任を追及する声が上がり、今泉敏朗農林水産部長は公務員法に準じて過去にさかのぼった問責は不可能という見解を示した。

  川村氏は競馬場1場体制への移行についてただし、今泉部長は知事答弁にならって2場体制を堅持する姿勢を崩さなかった。川村氏は「これまでの論議で納得は得られない。融資は県民の支持を得られないので反対」、中平氏は「競馬組合の責任の所在が見えてこない中で新しい計画を支持することはできない」などと述べ、12月定例会での態度を貫いた。

  千葉氏は「安易な融資は理解されないし経営責任をしっかり持つということでなければすんなり通すわけにはいかないが、知事が不退転の決意でやるならそれが最大の担保だ。今回の質疑で問題になった点を踏まえてやるなら賛成する」、平沼氏は「売り上げは厳しい面があるが雇用問題があるので補正には賛成してチャンスを与えたい。さらに赤字が出るようならやめた方がいい」と述べ、自民クと政和 会は全員賛成した。

  工藤氏は「今回質問した以上に経営責任と経営状況を厳しくチェックする体制を取るなら賛成したい」と述べ、民主から1人賛成した。
 総務委員会は競馬問題所管の農林水産部へ質疑が必要だとして、農林水産委員会に対して連合審査とするよう申し入れたが、農林水産委員会が応じなかったため用意していた質問ができなかった議員もいた。

  議事進行上、農林水産部の審査結果を尊重。採決では民主県民会議3氏、自民ク3氏、政和会2氏、社民党1氏の全員が賛成して補正予算案を可決した。


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