県競馬組合議会(渡辺幸貫議長)は3月31日招集され、盛岡市の競馬会館で本会議を開いた。競馬組合(管理者・増田知事)の04年度不足分に、新たな地方債13億円を発行して充てるための補正予算案と、353億5125万円の05年度一般会計予算案を承認した。4月中にテレトラック1カ所を賃貸契約するめどが立ったことや、5月の連休前後にインターネット販売契約がまとまるとする見通しが示された。
増田知事は「構成団体議会の審議過程の論議と議決の重みを深く受け止め、岩手競馬の改革計画の確実な実現に向けて一丸となって取り組みたい。具体的には計画の推進を確実にするため年度における計画の内容を四半期ごとに目標を設定するとともに、目標達成のため状況に応じて逐一、必要な修正を加えながら管理し、計画の推進状況は議員と構成団体に報告し、透明性を高めて経営に努めたい」と再建計画の進行に理解と協力を求めた。
柴田哲副管理者は再建計画の柱のひとつであるインターネット販売について現在2社と交渉中で、5月の連休前後には契約を成立させる見通しを示した。
「実際稼働するのはわたしどものシステム開発の運用開始と同時に06年4月1日から可能になる。街中場外については具体的な引き合いがきているのは4件ほどある。これも実現できるのはコンピューターシステムを更新する06年4月以降になる」と説明した。人員の合理化によりこれまでの120人体制から80人体制で運営に当たる。
本会議では職員の期末手当を30%削減する給与改正条例案を含めて6議案を可決したほか、議員定数を4人から10人に増員する規約改正を承認した。
菊池勲氏はこの席で「県議会で渡辺議長はなぜ27億円の補正予算案に反対したのか。補正予算が通らなければ競馬組合は廃止を迎え、この議会を開くこともできなかった。競馬議会で再生計画を通した議長がなぜ県議会で補正予算に反対するのか」とただした。
渡辺議長は「廃止するかどうかという議題の投げかけで県議会で議決したことではない。融資が組合にとって大切な融資であることを理解し、前の議会でも難しいと思ったが岩手県という後ろ盾がある以上、切り抜けられるのではないかという議論が会派でもあった。いずれ会派のことをこの議会で披瀝しながら議論することではない」と答えた。
菊池氏は「自分の判断で反対したからいいではないかなどという話は、競馬組合の議長として通らない」と納得せず、渡辺議長に強い態度で迫った。
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