2005年 4月 8日 (金)
■ 映画の街に映画の本を 児童書のMOMOがリニューアル
8日にリニューアルオープンするMOMOエンターテイメント(右)とさわや本店
盛岡市大通のさわや書店(赤澤桂一郎社長)は8日午前9時半、同地のさわや本店(約500平方メートル)の一部、隣接の絵本専門店MOMO(モモ、約270平方メートル)をリニューアルオープンさせる。児童書を本店に移転し、新生MOMOは映画、音楽、コミックの専門店「MOMOエンターテイメント」とし、映画館通りのある地域特性を全面に打ち出した店舗展開を開始する。
同社では94年、東北でも珍しい絵本・児童書やコミック専門店としてMOMOをオープン。絵本や児童図書、コミック市場を喚起し、店内でも読み聞かせや原画展などのイベントを行い、主婦や若い層の増加を図ってきた。
その後、図書館や公民館などでの読み聞かせなどが普及。同社では、一つの役割を終えたと判断しMOMOの新たな活用を考えた。
赤澤社長は「開店して11年が経過する。この間、たくさんの方々に利用いただいた。児童書への需要は強い。本店内にプチMOMOとして児童書コーナーを作る。昨年、北山1丁目の上盛岡ショッピングプラザに上盛岡店を開店させた。入り口に絵本のMOMOのコーナーを配置している。これまでのMOMOのコンセプトは十分に受け継がれている」と話す。
新生MOMOの1階は映画・音楽・コミック、2階はコミックになる。映画・音楽関連の書籍は本店から移転するほか、これまでの10倍の取扱量となる。コミックも1・5倍に増加する。
本店、MOMOでは合わせて約15万点の書籍類を扱っている。そのうち映画・音楽・コミック関連は2万点以下で全体の1割強の取扱量。新生MOMOがスタートすることで、5万点を超え、3割強の取り扱い量になる。これまで取り扱いのなかった映画や音楽関係の書籍、雑誌などが増えるという。
赤澤社長は「最近の競争相手には郊外店のほか、雑誌類が販売されているコンビニエンスストアなどもある。そのような中で新生MOMOにどのような役割を担ってもらうか考えたとき、店のある地域特性を考慮した。大通商店街の発展の一つには間違いなく映画館の存在がある」と指摘する。
映画がヒットすれば原作も売れる。原作を読んでから映画を観る人も少なくない。赤澤社長は「盛岡は映画の街であり、当商店街は映画館を抜きに考えられない。ヒットすれば映画館はにぎわい、街もにぎわう。ハリーポッターの映画上映のときは当店でも店頭に本を並べた。盛岡は映画や音楽に関心のある市民が多い。そのような文化と連動したMOMOエンターテイメントをスタートさせたい。ここしかない書籍を置く。まだイベントなど未定だが、何らかの形で映画館と連携した動きができれば」と話す。営業時間は午前9時半から午後9時。
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