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バス利用者の貴重な足をどう確保するか。関係自治体で対応が協議される(写真は資料) |
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岩手県交通(本社・盛岡市盛岡駅前通、山下勉社長)が05年度いっぱいで廃止するバス路線について県を通じて関係市町村へ申し出ていたことが、8日までに分かった。対象路線の利用率低下による不採算が主な理由。盛岡地方振興局管内では盛岡市内が10路線、滝沢村と紫波町で各1路線が対象になっている。県と関係市町村でつくる県生活交通対策協議会はこれを踏まえ、廃止路線における利用者の足をどう確保するか、県交通とともに公共輸送の在り方を協議していく。
県交通は3月31日に同協議会へ路線の廃止を申し出た。廃止予定日は06年3月31日。
廃止路線の区間の総延長は20・7キロ。盛岡市街地が@開運橋通3(開運橋通分岐)〜鉈屋町11間A大沢川原1丁目(下の橋分岐)〜同3丁目間B南大通2丁目〜清水町2間C松尾町18〜南大通1丁目間−の4路線。
市街地周辺部がD太田小田屋敷15地割えぞ森〜上太田猪去(保養センター)間E乙部30地割(乙部分岐)〜大ケ生第11地割間F新庄川目16地割(新庄墓園分岐)〜同6地割字川目(田の沢橋)間G新庄の競馬場入り口〜同出口間H湯沢2地割(公園前)〜同1地割(つどいの森)間I同3地割上屋敷(つどいの森入り口)〜同4地割蟹沢(都南あけぼの荘)間−の6路線。
たとえば、@は滝沢営業所を起点に岩手高校を経由して鉈屋町が終点になっているが、このうち開運橋通から北上川沿いの鉈屋町までの区間1・7キロの路線が廃止される。FGによって動物公園から国道106号まで競馬場一帯の路線バスが走らなくなる。
盛岡振興局管内では滝沢村滝沢巣子13地割〜同滝沢留ケ森(一本木郵便局前)間の7・9キロ、紫波町宇4上平沢字前田(前田茶屋)〜同升沢字前平(志波古稲荷神社前)間の1・4キロも対象。
同社は申し出の文書で「民間事業者として今後路線運営に当たっては公的支援が必要不可欠となった。現在中長期経営改善計画を策定し、輸送環境の変化から抜本的な見直し計画に取り組んでいる。経営改善の一環として不採算路線などについて自助努力のみで維持困難であり、不本意だが路線廃止したい」と理由を説明している。
同社乗合事業部は本紙の取材に「利用者が減っているのが一番の理由。経費削減のため対象路線を挙げた。調査などでは対象路線(系統)の収支率は6〜7割以下で、1回の乗車数が1ケタ台になっている」と話した。
「廃止ありきではなく、今後地域の生活交通に対して市町村や地方振興局と交通体系の在り方への提案だと考えている。経営努力はしているが、バス会社だけで継続は難しく、関係機関で考えるのが基本方針。市町村にも説明している」という。
関係市町村は申し出を踏まえ、利用者への意見聴取など必要な情報収集をしたうえで、対策を検討する。同協議会は振興局単位で今夏にも今回の申し出に基づく会合を開く。1自治体内で完結する路線、系統については各自治体で対策を講じる。
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