■ 旧競馬場跡地活用へ複合福祉施設 設置運営の民間事業者決まる
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新競馬場の完成後、長らく遊休地となっている盛岡市の旧盛岡競馬場跡地。保健福祉ゾーンに複合福祉施設を設置する民間事業者が決定し、跡地利用がようやく動き出した |
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盛岡市高松の旧盛岡競馬場跡地(約21f)の保健福祉ゾーン(1・7f)の中に建設される複合福祉施設の整備が具体化した。1月に施設の設置と運営を担う民間事業者の公募選考があり、4者の中から滝沢村に本部のある社会福祉法人麗沢会(中舘眞一理事長)に決定。麗沢会は地元の意向を聞きながら基本設計を進めている。施設は2008年4月の開設予定。長期間、遊休地になっている跡地の活用に、一部ではあるが道筋が付いた。市は当面、計画が具体化した保健福祉ゾーンの完成を目指し基盤整備を急ぐ。
旧競馬場の跡地利用は96年の新競馬場完成後、市と県、県競馬組合が協議し方針決定した。このうち市は16・8fを対象に99年3月、旧盛岡競馬場跡地利用計画を策定。保健福祉ゾーンのほか、公園ゾーン(5・9f)、環境ゾーン(2・0f)、自由広場ゾーン(5・2f)と目的別にゾーンを設け、隣接する高松公園とつながりを持たせた市民が憩う開放的なエリアを目指している。
整備に必要な計画区域内の民有地と競馬組合所有地は既に取得。盛岡広域土地開発公社に依頼して取得した分は2017年度にかけて買い戻す。さらに県有地の7・1fを盛南開発地区の市有地2・2fと等価交換することで合意しており、07年度ごろ交換予定。前年度は跡地南側11・9fの造成を実施し本格的な基盤整備に着手した。
保健福祉ゾーンの複合福祉施設は、市が利用計画で示している新型ケアハウスとデイサービスセンターが柱になる。高齢者や障害者の生活支援や在宅介護支援、介護予防拠点、地域交流拠点などの機能を持たせる方向で検討。麗沢会は地域の意向を整備に反映させるため、3月から住民を対象にしたワークショップを開催し計画を練っている。夏ごろまでには基本設計をまとめ、県と補助金の協議に入る。
同じゾーンに市は直営の地区保健センターを整備する予定で、こちらは07年度着工、複合福祉施設と同時期のオープンを目指す。
利用計画では保健福祉ゾーンと並行して公園、環境ゾーンと順次、整備が図られることになっている。しかし、市の財政状況は厳しく当初の計画通り進めるのは極めて難しい状況。計画策定から丸5年が経過、住民ニーズも変化している。当面は住民要望が多く、整備を軌道に乗せやすい保健福祉ゾーンを中心に工事を進め、ほかのゾーンについては地域の意見も聞きながら計画の調整を図っていくことになりそうだ。
05年度予算には環境ゾーンへのアクセス道路の整備や下水道施設整備、用地の買い戻しなどに約4億3千万円を計上している。
市の扇田竜二企画調整課長は「計画は生かすが、現段階では残りのゾーンの整備の見通しを整理できるような状況ではない。当面は緊急性や要望の高いものを優先し、財政状況を見ながら進めていくことになるだろう」と話す。
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