2005年 4月 20日 (水)        

■  〈経済〉もう後に引けない シネマストリートPの鈴村さんが自らカフェ

     
  コミュニティー・カフェの経営を始めた鈴村圭史さん  
 
コミュニティー・カフェの経営を始めた鈴村圭史さん
 
  盛岡市中央通の盛岡中央劇場前の路地、通称・シネマ横丁にコミュニティー・カフェ「blan cafe free Space04(ブランカフェフリースペース)」が1日開店した。今春、県立大学大学院を修了した鈴村圭史さん(24)が立ち上げた。

  カウンター、テーブル合わせて20席。有機栽培のカフェ(400円)、豆乳入りカフェ・ラテ(同)、おから入りハンバーグ(580円)、スパニッシュオムレツ(600円)など、地場の食材を中心としたメニューを用意する。

  鈴村さんは大通、中央通、菜園などをエリアとする通称・もりおかスクエアを中心にごみ拾い活動や地域通貨利用促進に取り組むボランティアグループ・シネマストリートプロジェクトの代表者。

  これまでは支援者側の立場だったが、同スクエア内で自らカフェの経営者となりプロジェクトを積極的に推進する決意をした。カフェは事務所も兼ねる。「卒業後もプロジェクトを推進させるために、この商店街の構成員の1人となり活動することにした。飲食店でアルバイトの経験がある程度だけれど」と話す。

  プロジェクトは4年が経過。「最初は数人で始めた。協力してくれた店は3軒だった。しかし続けていくうちに子供から大人まで活動に参加してもらい、500人を超えるほどになった。地域通貨の協力店も30軒を超えた。盛岡の街を愛している市民が多いことに驚かされた。もう後には引けない」と言う。

  コミュニティー・カフェについては「地産地消を基本に体に良い食物類を提供したい。合わせて会話を楽しめる場にしたい。何かを求めている人や団体同士を結び付け、新しいコミュニティーが生まれる場にしたい」と語る。

  カフェメニューはまだ少なく、開発中だが14日からは手作り弁当の販売を開始した。「値段は550円から650円だが、自分のはしや弁当箱を持参した方には50円引きで販売する。環境に優しい店にもしたい」と新たな取り組みも始めた。

  カフェの営業の合間に10人のスタッフらと今後のプロジェクトの進め方や事業などの会議を開く。現在検討中の事業は飲食店から出る廃油を活用したせっけん作り、盛岡福祉バンクと協力しての服のリメイクなど。

  鈴村さんは「できることから着手したい。カフェの経営と事務所の運営。果たしてうまく展開できるか心配な面はある。カフェの宣伝、メニュー開発もこれから。パーティーなどでも多くの人に活用してもらいたい。カフェを軌道に乗せながらもりおかスクエアと盛岡の街の活性化に何か貢献したい。とにかく前向きにトライしたい」と店舗経営とプロジェクト推進に力を込めていた。

  営業時間は午前11時半から深夜0時まで。当面は無休。電話は626−2004。

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