2005年 5月 2日 (月)        

■  不審者撃退 盛岡市の教頭会議で「さすまた」訓練

     
  さすまたの効果的な使い方を紫波署員から学ぶ市立小・中学校の教頭  
  さすまたの効果的な使い方を紫波署員から学ぶ市立小・中学校の教頭  
  学校内での殺傷事件防衛策の道具として注目されている「さすまた」の使い方を4月27日、盛岡市の市立小・中学校、幼稚園の教頭が学んだ。昨年の寝屋川小学校教職員殺害事件など学校現場で児童生徒や教職員が侵入者に殺傷される事件を受け、市教委は全市立学校などにさすまたの配備を決定。同日の市立小・中学校教頭会議で紫波警察署の署員が使い方などを説明した。

  会議には、同署の斎藤洋行地域課自動車警邏(ら)係長と滝音富章生活安全課係長が出席。さすまたを実際に用い使い方を説明し、数人の教頭が署員を相手に扱いのポイントを学んだ。

  斎藤係長は「ナイフを持った相手を取り押さえるのは警官3人でも難しい。相手との距離を取りたいときに使うのが基本で、振り回したりして相手を倒すのが目的ではない」と自分の身を守る道具との認識を植え付けた。一人で遭遇した場合は助けが来るまで防御し何人かでさすまたを使い子供らを避難させ、警官が駆けつけるまでの時間をかせいでほしい」と話した。

  日ごろから構内では滑りにくい履物を履き、さすまたがそばにないときはいすや脚立など相手との距離を取れるものを使い、上着を脱いで振り回すのも一策という。

  しかし、何よりも怪しい人物を早く発見することが大切で、構内を不定期に見回るよう進言。来訪者には積極的に声を掛け、こんにちはとあいさつするだけでなく、どこに用があるかなどを質問するよう求めた。

  中野小の熊谷哲也教頭は「人ごとではなく自分たちのことと考えなければならない。学校で防犯マニュアルを作っているが、人が4月で代わっているので確認を怠らないようにしたい。見るのと使うのでは大きく違うので使えるようにしていきたい」と話していた。

  市教委では、池田小の児童殺傷事件後、各校に防犯ブザーを持たせている。さすまたは小・中学校と幼稚園の61施設に各3本を5月中に配備。市児童福祉課でも同時期、市立と私立の保育園、児童センターに配備するという。

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