2005年 5月 9日 (月) 

       

■ 〈美術〉佐々木さんが絵画展 シルクロードを描く

     
  シルクロードを描いた作品を背にする佐々木吉男さん  
  シルクロードを描いた作品を背にする佐々木吉男さん
 
  「日本の文物のルーツを感じた」−盛岡市三ツ割の佐々木吉男さん(68)の絵画展「シルクロードを住く」が、同市中央通のエスポワールいわてで9日まで開かれている。約10年かけてシルクロードを旅し、心象に残った風景を描いている。

  展示作品は、アクリル画23点。中国・西安から西の終着点であるイタリア・ローマまで、インド、トルコを含む4カ国を旅した記録になっている。

  西安のシンボル・大雁塔(だいがんとう)に始まり、風が吹くと砂がすれ合って音を出すという敦煌の鳴沙山(めいさざん)、インドのガンジス河でもく浴する巡礼者。広大な自然の中に人々の祈りや歴史を描いた。

  最も心に残ったというトルファンでは、ベゼクリクチ仏洞などの遺跡に感嘆。一方で「かつて西洋人が(博物館などの研究のため)石窟をはがした跡があり、複雑な思いがした」ともいう。
  佐々木さんのシルクロードの旅は2000年に完結。今回発表した作品は、現地の写真や記憶を基に2年かけて制作した。

  佐々木さんは「遺跡の歴史背景を知るとますます興味がわいてきた。宗教・文化など、日本に通じるものがあり、これらの国から伝わってきたとしみじみ感じた」と話していた。

本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします