2005年 5月 10日 (火) 

       

■ 発売金額13%ダウン 岩手競馬開幕3開催が終了

 県競馬組合(管理者・増田知事)がまとめた今シーズン(4月2日−5月5日)の岩手競馬の成績は、発売金額が対前年比86・9%、入場人員が同103・4%となり、一人あたりの購買単価が1万円を割り込んだ。組合は今年度を再建計画の初年度として危機打開に取り組んでいるが、厳しい出だしとなった。19日に競馬議会(渡辺幸貫議長)を招集し、04年度決算の約27億円の赤字分の繰り上げ充用について審議するほか、テレトラックの賃貸契約を含めた再建計画の進行状況を点検する。増田知事は9日の定例記者会見で、「営業活動の遅れを取ったことは否めない」とシーズン実績に危機感を表した。

 競馬組合のまとめによると、開幕から3開催18日間の発売金額は39億3275万円、入場人員は33万5690人。昨シーズン同期の発売金額45億2617万円に対して13・1%減となった。その半面、入場人員は33万5690人と同3・4%増加したが、一人あたりの購買単価は9518円となり、1万円を割り込んでいる。

  競馬組合は05年度予算に勝ち馬投票券発売収入約299億円を計上しており、1日あたり約2億3700万円の売り上げを見込んでいる。今シーズンの実績を見ると、約2億1800万円にとどまっており、既に計画とのかい離が生じている。

  増田知事は定例記者会見で「対前年より減る予想をしていたが、特に県外のテレトラック十和田などが落ち込んでいる。県内についてはそこそこいっているが、県外テレトラックの落ち込みが懸念される。大幅に落ち込んでいるところの営業活動を強化したい。今年3月まで競馬継続についてさまざま議論があり、予算について県議会で審議してもらった。そういったことがあって営業活動の遅れを取ったことは否めない」と述べた。テレトラック十和田は青森競輪の場外開設の影響などもあり、7割程度に売り上げが落ち込んでいる。

  一人あたり購買単価の落ち込みについて増田知事は「単価は皆さんの購買意欲、本人の気持ちにかかわる。具体的な購入金額については今年は新しい勝ち馬投票券の種類を増やす準備もできておらず、すべて来年からになる。今ある仕組みの中でどれだけやれるか。昨年よりお客さんが増えているし、やはり離れていった人をどれだけ増やしていくかが一番大事なことで、全体の母数につながる。あとは新しいファン層の開拓を基礎に魅力あるレースや勝ち馬投票券の導入につなげる。単にお客さんの数だけでなく購入金額を増やし、イベントでの集客やテレトラックの売却賃貸などをやってみたい。1カ月やってみた傾向を分析して来週からの盛岡開催につなげたい」と述べた。




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