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講演する浅沼紀子さん |
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盛岡市上ノ橋町に4月、民間栄養相談所「ヘルシー風土」をオープンした管理栄養士・浅沼紀子さんが11日、同市松尾町の盛岡劇場で高齢者の食事について講演した。「食べる楽しさを知り、生理的な老化を少しでも遅らせられる食生活を」と呼びかけ、料理レシピや塩分についてアドバイス。約20人の参加者は、少しの工夫でできる高齢者の食生活の話に耳を傾けた。
浅沼さんは高齢者の食生活について「歯が悪くなるとかみ砕く力が落ちるし、味覚も低下していき濃い味付けを好むようになる。骨も弱くなるので骨折もしやすくなる」と指摘。「よくかんで食べることで痴ほう予防につながる。自分の歯を守ることも食生活と合わせて気をつけましょう」と呼びかけた。
塩分過多については「生命を維持するのに必要な塩分は1日1グラム。ラーメン1杯の塩分は7グラムから9グラム。1日の塩分摂取が10グラム以下になるようスープを飲み干さないようにすべき。料理の味付けを薄くする以外にもリン酸塩を多く含むインスタント食品や清涼飲料水もあまり取らないほうがいい」と述べた。
その上で「塩分を取りすぎるとカルシウムの吸収がにぶり骨粗しょう症になりやすい。カルシウムはほとんどの高齢者が不足しているので牛乳を料理に混ぜたり、カルシウムの吸収を助けるビタミンDを含む青魚を一緒に食べましょう」と塩分過多に警鐘を鳴らした。
浅沼さんは市内の大学付属病院で病院食の献立を作っていた経験から「料理は適温で食べれば味付けが薄くてもおいしく塩分は少なくて済む。しょうゆやソースは最初に料理にかけるのではなく小皿につけながら食べることで塩分を減らせる」など、簡単にできる食生活改善法もアドバイス。「料理の盛り付け方や食器を変えることで食欲がわいてくる。友達と一緒に食事したり、外食をする機会もあったほうがいい」と高齢者の食生活を語った。
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