2005年 5月 18日 (水) 

       

■ 1億7000万円値下げして再び公示 盛岡市津志田の旧市場跡地

 盛岡市は17日、前年度、売却先が決まらなかった同市津志田の旧盛岡中央卸売市場跡地の商業業務系1区画(3万5690平方メートル)の価格を下げ再度、一般競争入札による売却を公示した。入札予定価格は昨年の公示価格を約1億7千万円下回る19億4142万円。「こんどこそ売却にこぎつけ、跡地整備に道筋を付けたい」と力が入る。入札参加申し込みは6月7日まで、10日に入札を予定している。

 再度、売りに出されるのは都南バスターミナル北側にある旧市場の中心部分。市は昨年10月に、この区画を売却するため一般競争入札を公示。参加者がなく、その後、随意契約に切り替えて年度末まで買い手を募ったが、売却に至らなかった。年度が変わり、土地評価額も見直されたことから価格を下げて再度売却を目指す。区画の広さや土地の利用条件などは昨年の一般競争入札時と同様の内容で公示した。

  現存する青果棟や管理棟、関連事業所店舗の解体撤去費用は買い手側の負担。風俗店やパチンコ店、ボウリング場、映画館などの建築は3年間制限される。年内には旧市場跡地全体を対象にした地区計画が成立する見通しで、将来的にも遊戯風俗施設など住環境に影響が大きい施設の立地は制限される。

  旧市場跡地の活用については地元住民を交えて検討が重ねられ、02年8月に商業・業務、福祉・業務、バスターミナルの3区分で利用する計画が示された。市場青果部門の卸業者の破たんなどの対応で実現が遅れ、昨年、ようやく売却に向けて動き出したが足踏み状態が続いている。

  市は今回の売却益で、残る区画を売却するために必要な周辺道路や上下水道の整備を実施。ほかの商業業務系の土地2区画(計約1万6100平方メートル)の売却にも着手したい考え。土地の売却益は周辺整備のほか約240億円を投じた新市場建設の起債の償還に充てられる。

  市の中川政則管財課長は「現在、数社から問い合わせがある。地元からの要望も強く早期に整備を進めたい」と話している。


 

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