2005年 5月 18日 (水) 

       

■ 国立病院に85歳のお年寄りが野の花の贈り物

     
  通院患者らの目を楽しませようと花を生ける脇田年夫さん  
  通院患者らの目を楽しませようと花を生ける脇田年夫さん  
  盛岡市青山の国立病院機構盛岡病院(山口一彦院長)の1階待合室に、素朴な野の花と俳画が展示され、通院患者らの心を和ませている。同病院が4月からボランティアの受け入れを開始し、地域に住む脇田年夫さん(85)=同市西青山=が協力を申し出た。脇田さんは足しげく病院に通い、摘んだばかりの花を生けたりして院内に華やぎを添えている。

 展示されているのはツツジ、サツキ、タンポポなどの生け花6点と色紙に書いた俳画3点。俳画は、お地蔵さんや子供をモチーフにしたもので「病いがまた一つの世界をひらいてくれた 桃咲く」などの言葉を加えた。

  花のほとんどは、同病院の敷地内や周辺に咲いていたもの。枯れたつるを素材にした作品もあり、「どんな植物でも生かされる」と訪れた人の興味を引いていた。

  脇田さんは13年ほど前、大阪から盛岡に転居して間もなく、同病院に入院した経験がある。看護師らにお世話になったことから、何か役に立つことがあればとボランティアを申し出たという。

  「この花を生かしたいという気持ちがあれば、だれでも生けることができる。自宅で花を生けるときの参考にしてもらえればうれしい」と話していた。

  同病院では、ボランティアによる写真展も予定されている。


 

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