盛岡市教育委員会は新しい博物館施設を整備するための基本計画書を今年度、策定する。図書館機能の移転が予定されている同市内丸の県立図書館の活用を前提に、施設の基本方針、整備計画、活動計画、管理運営方法、解散事業費などを盛り込む。事業費は586万円。これまでの経過について石川悌司教育長が5月31日に開かれた市議会全員協議会で説明した。
博物館施設の整備は盛岡の歴史、伝統文化の拠点機能を有する施設として06年の岩手公園開園100周年を契機に取り組む。盛岡城跡など中心市街地の観光スポットとも連携を図り、市民の生涯学習や文化意識の向上、内外からの集客に結びつける。
今年度は文化課内に歴史文化施設開設担当の職員を配置。中央公民館郷土資料展示室と合同で計画素案の検討や寄贈収集資料の整理、点検作業も実施する。実施設計や実際の工事は06年度以降になる。
市の博物館施設については市民の要望を受け、学識経験者らから成る基本構想検討懇談会、基本計画策定委員会を設置。南部家の資料などを生かした歴史系博物館を整備する方向で協議を重ねてきた。市教委は県教委に03年11月、現在の県立図書館を博物館建設候補地として希望する要望書を提出。昨年4月、市長と知事との懇談で、市の活用が方向づけられた。
その後9月から建物の利用可能性について調査、検討。基本計画策定委員会は、博物館施設としての機能や耐震補強などの建築基準法に適合した改修工事を実施すれば、転用可能と判断した。
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