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実験を行う米村でんじろうさん(中央) |
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岩手大学客員教授の米村でんじろうさんによる特別講義「サイエンスショー」が2日、盛岡市上田の岩手大学教育学部で開かれた。同大地域連携推進センターが主催、米村でんじろうサイエンスプロダクションが企画。学生や子供たち約300人が参加した。
「科学の面白さの本質とは?−ここ岩手からノーベル賞を育てる理科教師のためにV」というテーマを、数々の実験を通して掘り下げた。
空気についての実験では吸盤を使用。吸盤同士の接着力を試すために、面積が約25平方センチの吸盤6個を用意。すべての吸盤に2本の綱を接着し、子供たちが6人ずつ両側から引っ張ったが、離れなかった。
米村さんは「吸盤は1平方センチ当たり1キロの重さがかかる。25平方センチの吸盤6個で150キロに耐えられるので、吸盤は離れない」と解説。吸盤はなぜ付くのかという疑問については「周りの空気が吸盤同士を押し付けているから。上空10キロメートル以上まで、厚い空気の層があり、それが吸盤を押し付けている」と話した。
そのほか、かたくり粉を使った液状化の実験や、吹き矢や風船を使った空気の実験なども行い、会場を沸かせた。
米村さんは「アイデアは先天的な才能から生まれるのではない。本の上だけではなく、自分で実際にやって得た知識を組み合わせることで新しいアイデアが出てくる。できるだけ多くの実験を自分でやったり、見せてもらったりして、情報量を増やしてほしい」と呼び掛けた。
1955年千葉県生まれ。東京学芸大学大学院理科教育専攻科修了。高校教諭として勤務した後、96年に独立。98年同プロダクション設立。現在は、サイエンスプロデューサーとして科学実験の企画、開発のほか、各地でのサイエンスショーなどを実施。昨年度から同大客員教授。 |