■ 精神風土も位置づけて 盛岡ブランド開発研究会に玉山村民も加わる
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玉山村民もメンバーに加わった盛岡ブランド開発推進研究会の初会合 |
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市民の視点で盛岡ブランドの開発を進めている、盛岡ブランド開発推進研究会(久木田禎一会長、委員15人)の今年度の初会合が7日、盛岡市役所で開かれた。今年度から、来年1月に合併する玉山村の村民2人がメンバーに参加。盛岡と玉山の魅力を合わせて発信するブランド形成を目指す。
会議では、このほどまとまった盛岡ブランド開発中間報告書の内容について確認。これに続く行動計画(アクションプラン)の策定やブランド宣言に向け意見を交わした。
中間報告では盛岡の「ライフスタイル」、原敬、新渡戸稲造、宮沢賢治、石川啄木ら世界の価値観にも通じる先人を育んだ「進取の精神風土」を背景に、盛岡の本物志向をブランド価値として確立する方向が示されている。
「盛岡ブランド三つの約束」を位置付け、観光、地場産業、文化くらしの視点でブランドの素材や目指すべきまちの姿を整理。さらに盛岡ブランドで獲得すべき盛岡の都市像として▽みちのく東北の観光首都▽みちのく東北の地場産業首都▽みちのく東北の文化首都−を掲げて課題を明らかにした。ブランディングコンセプトのキャッチフレーズは、現段階の案で「『ほんもの』脈々、元気な盛岡」。今後の協議でよりインパクトのあるものを作り上げる。
話し合いでは「全体的にまだ抽象的な印象。全国各地で本物志向が唱えられている中で、ブランドによっていかに差別化を図るかを前面に出して考えていく必要がある。競合力のある言葉も必要」との意見や、中間報告に盛り込まれた芸術家が住むまち「アーティストインレジデンス」の推進について賛同する発言があった。
盛岡リンゴのブランド化についても話題になり「『京野菜』のように、リンゴだけでなく津志田のサトイモなど特徴ある農産物を集めて『盛岡野菜』としてPRしていく方向はどうか」といった提案もあった。
玉山村から初めて会議に参加した工房すずらん代表の澤口恭子さん(63)は「合併への期待も不安もあるが、盛岡の力を借りて玉山の良さが全国発信されれば素晴らしい」、同村農業青年クラブ会長の岩崎隆さん(31)は「ブランド化について閉鎖的な意見もあると思うが、村の財産が日の目を見るチャンスでもある」と前向きに受け止めていた。
今後、市観光課内に設置されたブランド推進室が中心になって各種団体や市民グループとブランド開発について意見交換するほか、市のホームページでも引き続き意見を募る。市職員と玉山村職員から成る庁内のワーキンググループも並行して作業を進める。意見集約後、9月から行動計画の策定に着手。11月には最終報告をまとめる予定。
来年1月には広く盛岡ブランドをアピールするブランド宣言を実施し、ブランド推進を後押しする市民組織を発足させる。
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